2015年11月30日月曜日

青虫を育てているわけじゃないです

初めて、キャベツを植えてみました。家庭菜園では作ったことがありますが、一度にたくさん植えたのは初めてです。といっても、全部で200株くらいですから農業的には家庭菜園のレベルです…。

そして、そんなの当たり前でしょと言われるかもしれませんが、青虫さんたちが大量発生。家庭菜園ではそんなに出ないんですけどねー。やっぱりたくさんまとまって生えていると虫も来やすいんですかね。

この場所は、一応無農薬・無化学肥料で作っていきたい場所なので、農薬は使いません。農薬を使えば楽チンなのですが、一匹ずつ取り除いて潰していきます。うーん、こんなバカバカしい作業をしてしまうとは…。儲からないはずです。

有機農業のテキストを見ると、「地中に余分なチッソがあるから虫が引き寄せられる」ということがよく書いており、要するに肥料をあんまりあげなければ虫害を防げるというのですが、この場所は開墾してから一度も肥料をあげていません。チッソの多寡よりも、 品種的な問題のような気がします。ちなみにこれは「金系201号」というキャベツの中ではメジャーな品種。有機農業をするには、施肥の仕方の前に品種選択がすごく重要ですね。

それにしても、青虫たちは中心の奥まったところにいるので、なかなか全部とりきるということができません。どうしても見逃してしまいます。何度も何度も青虫を捕る作業をしていますが、そのたびに大きな青虫が出てくるわけです。

今後どうなるんでしょうか。このままだと全滅してしまいますね…。キャベツを育てているのではなくて、青虫たちを育てている気がしてきました。とはいっても一株100円で売ったとしても全部で2万円。(人件費を考えなければ)損というほどの損ではないので、勉強だと思ってこのまま無農薬で頑張ってみます。

2015年11月17日火曜日

「海の見える美術館で珈琲を飲む会 vol.2」ありがとうございました!

無事、11月15日「海の見える美術館で珈琲を飲む会 vol.2」を開催いたしました!
しばらく天気が不安定だったので当日の天気をすごく心配しましたが、蓋を開けてみれば快晴のイベント日和!

赤褐色の美術館と、抜けるような青い空が素晴らしいコントラスト! 眺めのいいところでコーヒーを飲むと美味しいという、いうなればそれだけのイベントなので、天気が命です。

急遽、コーヒーを担当してくれた天文館の「珈琲と洋酒 水」さんとは初顔合わせだった上、なんとイベント開始時刻までに肝心の「水」が届かないという重大ハプニングに見舞われ、第一印象は最悪だったと思います。すいませんでした。

ちなみに今回の水は、昨年に引き続き、川辺は高田の「命水」を汲みに行きました。 高田は、以前は何もないところでしたが、この数年で徐々に整備が進み、水汲み場もすごく利用しやすくなっていました。

「珈琲と洋酒 水」さんは、お店では普段600円でコーヒーを提供されているそうです。なのに、今回は特別に200円でコーヒーを販売していただきました。1杯600円だったら大儲けだったんですけどね・・・。申し訳ないです。

私も3杯飲みましたがこのコーヒーすごく美味しい! 美味しいコーヒーが格安で飲めて当日のお客さんはラッキーでしたね!

そして、「珈琲を飲む会」だから当然ですが、コーヒーの注文が殺到! 3時くらいまで休憩なしでひたすらコーヒーを淹れまくっていました。昨年の私の姿ですね・・・。ちなみに1日で174杯淹れたということで、これはぶっちぎりの最高記録だそうです。

当日の苦労(!)については、「珈琲と洋酒 水」さんのブログもご覧ください。
【珈琲と洋酒 水】海の見える美術館で珈琲を淹れまくる会

11時からは予定通り写真家・松元さんのギャラリートーク。私はバタバタして聞くことができませんでしたが、20人以上の方が聴講されていたと思います。南薩では鮮明な星空の写真が、自宅の庭から簡単な機材を使って撮れることに驚いたのではないでしょうか。

そして「つばめ文庫」の出張販売!こんな田舎には本読む人いないよー、という先入観を打ち破っての郊外初出店です。そして、本読む人いないどころか、かなり喜ばれていたみたいです。誇張とは思いますが、店主の小村さんも「加治屋町でのイベント販売より売れ行きがいい!」と言っていました。

小村さんには、予定よりちょっと遅れて14時15分くらいからミニ講演会「困ったときの本頼み! —人生に迷っても」も開催していただきました。こっちは私も半分くらい聞けました!

内容は、思ったほど人生に迷ってもいなくて(?)、小村さん自身の読書遍歴の話が中心になりました。人の読書遍歴の話って、結構面白いですよねー。「ズッコケ三人組」が好きだったとか、そういう身近な話なんですけどね。

ジャズピアニストの山下洋輔著『ドバラダ門』をかなりオススメしていたのが印象的です。今の鹿児島アリーナのところにある旧鹿児島刑務所跡のドバラダ門、実はその設計をしたのは山下洋輔のお祖父様だそうで、多くのお客さんが食いついていました。

ちなみに、当日の講演を準備するため、つばめ文庫さんがブログ「つばめの旅日記」にいろいろメモしているので、ご関心ある方はどうぞ!

【つばめの旅日記】15日の原稿の素を…。
【つばめの旅日記】あすのために。 備忘録

会場には子どもの居場所的なものがないので、子どものお絵かき場所として「ちいさな星の美術展」と題してミニ企画を実施しました。うちの子も結構写実的な絵を書くようになりましたねー。

描いてくれたみんな、ありがとう!

そして驚いたのは、ある少年が蠍座などを何も見ないでかなり正確に描いていたこと! ちゃんとアンタレスは赤くなっていたし・・・。何者なんだ、少年! 

昨年、店主の負傷により急遽出店できなくなった、車にまつわる雑貨屋さん「ZAKCAR」にもご出店いただきました! あんまり売れなかったのは自己責任(?)としても、めちゃくちゃ日の当たる場所にしちゃったので申し訳なかったです。ジリジリに照らされるおもちゃたち・・・。

当日のランチはもちろん「食堂勝八」! 双剣鯖ピザは安定の美味しさです。実は、昨年も勝八さんには出店を打診したのですが、先約があってダメだったんです。1年越しでご出店いただきました!

当日は、手元計測で165人の大人と、25人の子どもの来館があり、計190人くらいの方に来ていただきました。昨年の第1回のイベントでは7割が自分の知人という感じでしたが、今回は知人率が5割くらいだったと思います。新聞やラジオで地味に広報した甲斐がありました。

そして、
「来年といわず、年に2回くらいやってほしい!」
「この場所がすごく気に入った」
「居心地良く過ごせました」
そういう声をたくさんいただいて、本当に有り難かったです。

でも実際には、私の方にいろいろ至らない点があって、ご迷惑をかけた部分も多々ありました。皆さんの優しさに甘えて、主催者としてしっかりやるべきところができていなかった所もチラホラ。次の活動へその反省を活かしていきたいです。

というわけで、関係者の皆様、広報・口コミにご協力いただいた皆様、そしてお越しいただいた皆様、本当にありがとうございました! 今後ともよろしくお願いいたします。

※「笠沙美術館で私もイベントをしてみたい!」という方がいらっしゃればコメント欄にでも気軽にご連絡ください(私は美術館の関係者ではないですが、アドバイスできると思います)