2018年10月30日火曜日

廃寺の美。隠れた幽幻なる世界—『鹿児島古寺巡礼』出版記念講演会 を開催します!

このたび、友人の川田達也さんが『鹿児島古寺巡礼』という本を出版されました。

【参考】鹿児島古寺巡礼 島津本宗家及び重要家臣団二十三家の由緒寺跡を訪ねる|南方新社
http://www.nanpou.com/?pid=135727553

川田さんは、「つばめ文庫」さんと月イチでやっている「石蔵ブックカフェ」の常連さんで、毎月欠かさず来てくれて、歴史談義に花を咲かせる間柄です。

ブックカフェで川田さんといろいろ盛り上がるうち、この本が出版されるということで、私から「ぜひ出版記念講演会をしましょう!」と持ちかけ、このたび「南薩の田舎暮らし」として「廃寺の美。隠れた幽幻なる世界」と題した講演会を開催することになりました!

さて、この川田さんが何者かというと、鹿児島でも随一の「廃寺オタク」なんです!

川田さんの興味関心は必ずしも廃寺のみに限りませんし、歴史や史跡に対する知識や熱意も余人の追随を許さぬものがありますが、川田さんといえばなんといっても廃寺です。

周知のように、鹿児島では維新前後に廃仏毀釈があり、全てのお寺がなくなっています。だから鹿児島には古いお寺というのは一つも残っていないのですが、寺に附属していた墓地だけは壊されずに残っていることが多いのです。例えば、この本の表紙になっている福昌寺墓地については、寺跡には玉龍高校が建てられているためその痕跡はないながら、墓地だけは玉龍高校の裏に残っているというわけです。

川田さんは、廃仏毀釈以前の鹿児島のお寺に関心を持ち、その痕跡を探すため、現代まで残るこういった墓地を主に巡っています。だから、書名は『鹿児島古寺巡礼』ですけど、内容は、ほとんど「墓地巡礼」の趣があります。

墓地なんか巡って何が楽しいの? と思うかもしれませんが、まあ、普通の人にとっては辛気くさいだけで面白くはないでしょう(笑)

ところが何でもその道にはその道の楽しみ方というものがあるもので、川田さんの話を聞いているとこの墓地巡り=廃寺巡りが本当に楽しそうに見えてきます。

その要点は、廃寺は「歴史を凝縮した存在」であるということですかね。過去の人々の人生がそこに垣間見え、年表風の無味乾燥な歴史ではなく、具体的なモノが昔を語りかけてくる場が廃寺なんだと思います。しかもその上、廃寺には妖しい美があるということで、川田さんは廃寺の美しい写真をたくさん撮っておられます。『鹿児島古寺巡礼』は一種の写真集ともなっているんです。

しかもその上、本書に掲載されているのは、島津本宗家とその分家23家の菩提寺跡ということで、脈絡なく寺跡が載っているのではなくて、島津一族の全貌を体系的につかむことができるという特徴があります。島津一族ってたくさん分家がありますから、正直いって私もその全体像がよくわかっていなかったのですが、本書には各分家にまつわる豊富なエピソードや詳細な家系図が載っていて、初めてそれが理解できました!

そしてそして、さらに驚くべきことは、この画期的な廃寺本を書いた川田さんが、私(店主)よりも年下で、ようやく30歳になったばかりの好青年だということです! いやー、将来有望。「後生畏るべし」の言葉どおり、すごい新世代が出てきたと思いました。

というわけで、講演会では川田さんのディープな世界を存分に語っていただきたいと思っています。「南薩の田舎暮らし」は出版社(南方新社)とは関係有りませんし、もちろん農業とも関係はないんですが(笑)、ただ面白がって企画した講演会です。参加無料ですから儲けもありません!  もちろん補助金なんかももらっていませんので完全なる持ち出し! でもそれでもやりたいくらいの面白い講演会になると確信しています(笑)

ちなみにこの講演会は、「石蔵古本市 vol.3」の関連イベントとして実施するものですが、これの案内はまた後日やりますね!

【情報】
『鹿児島古寺巡礼−島津本宗家及び重要家臣団二十三家由緒寺跡を訪ねる—』出版記念講演会 “廃寺の美。隠れた幽幻なる世界”
https://www.facebook.com/events/321035191782336/
日時:12月1日(土)14:00〜16:30
場所:丁子屋石蔵(南さつま市唐仁原6032)
内容:約150年前、明治維新前後に鹿児島では廃仏毀釈によって全ての寺が毀されました。しかし今でも当時の文化や信仰を偲ばせる痕跡は各地に残っており、なにもかもが破壊し尽くされたわけではありません。鹿児島における廃寺巡りの若き第一人者川田達也氏に、廃寺の魅力や埋もれた歴史について語っていただきます。
※入場無料。申込不要。


2018年10月28日日曜日

「お寺 de 夜カフェ」、これまでで一番「夜カフェ」してました!

10月27日、「お寺 de 夜カフェ@西福寺」開催いたしました!

当日は晴天に恵まれ、それほど寒くもなく(もちろん暑くもなく)、多くのお客様にお越しいただきました。まずは御礼申し上げます。ありがとうございました。

ただ、今回は思ったほど混まずに、120人くらいの来客だったように思います(特に集計はしていませんが)。前回は200人くらいのお客様がいらっしゃったので、主催者側としてはちょっと見込み違いもありました(苦笑)

前回までがかなり混み混みだったので、16:00の開店に合わせて準備を万端に整えていたのですが、16:00〜18:00くらいまではほとんどお客様がいらっしゃいませんでした。ちょっと肩すかしを食らった気分(笑)

このブログでも、「ピザは18:30くらいに来ます」とか、「ライブは21:30くらいから」といったことをお伝えしていたので、やっぱり遅い時間を目指して来る方が多かったです。当たり前ですよね。

それから、「子どもはゆるーく禁制」にしたことも、思ったより影響があったようです。「ゆるーく」なので、絶対に来てはダメということではなかったのですが、遠慮された方も多かったようです。保育園や小学校のお母さん方には気を使わせてしまったのかなと思いました。

しかしそのおかげで、これまでのように子どもがわーわー走り回るようなことも少なく(たぶんうちの子が一番走り回ってました…)、落ちついた雰囲気のカフェになったと思います。ご協力ありがとうございました。

そして19:00過ぎたあたりからだんだんと人が集まり始め、20:00過ぎにはほぼ席が埋まる感じになり、その後急遽テーブルを一つ増設しました。

21:30からは予定通りMさんによるギター弾き語りライブ。

いやー、聞き惚れますね! こちらの音響機器の準備が悪く(というのは、ギターのプラグがアンプに合わなかった…!)、準備に右往左往しましたが、なんとかセッティングもできました。

一通り演目をやったあとは、リクエストに応えた演奏もやってくださいました。子どもたちから「U.S.A」がリクエストされたのにはその無茶ぶりに笑いましたね! もうちょっとしっとりした場なんですけど…(笑)

今回は、この遅い時間のライブがメインだったこともあり、これまでの開催の中で一番「夜カフェ」になっていたと思います。思い返すと、初回や2回目はかなり早い時間(19:00ごろ)にお客様のピークがありました。夕方に来る方が多く、夜が更けてくるとあまり人がいないということで、せっかく23:00までやっていても夜には寂しい感じでした。

しかし今回は、夜の遅い時間にお客様のピークがきて、まさに「夜カフェ」という感じになりました。夕方のお客さんがほぼいなかったのは予想外でしたが、これは「夜カフェ」の正しい在り方なのかもしれませんね。

そして、22:15くらいに閉店となりました。今回は、お持ち帰りは不可ということにしていたのですが、割と余りが多かったので、最後のお客さんにはお持ち帰りOKとしたところ、たくさんのお持ち帰り注文があって、準備していた大量のスイーツもほぼ売り切れました。

ところで、今回は3人のイケメンがお手伝いに来て下さって、一生懸命働いてくださいました。

店主は、事前の調整はこなすのですが、あんまり現場でテキパキ働くタイプではないので、最前線で動き回ってくれる若者がいると本当に心強く感じます! お陰で、過去の3回よりもすごく楽に感じました。コーヒーを淹れるのに集中できましたね!

しかも後半暇になってきたらうちの子の相手もいっぱいしてくれました。「またイケメンのお兄ちゃんと遊びたい!」と既にごねています(笑)

最後になりましたが、今回共催という形でコラボさせていただいた西福寺さん、またスタッフを務めてくれたみなさんなど、夜カフェの開催にあたり多くの方にご協力いただきました。この場を借りて御礼申し上げます。本当にありがとうございました。また、夜遅くまでお疲れさまでした!

ちなみに、翌日10月28日は、大浦の有木集落で「高ボ子山(たかぼねやま)りんどう歩こう会」が開催され、「南薩の田舎暮らし」はそれにも出店しました。2日連続イベントで疲れ気味でしたが、こちらは知り合いばかりなので気楽に楽しく出店しました! あるこう会の実行委員会の皆さんにも感謝です。

このイベント、一見地味ですけど、集落の人たちの手作り感溢れるおもてなし(手作りのお弁当など)があり、なかなか他の大イベントにはないいい味が出ているイベントだと思います。来年も開催すると思うので、ぜひ参加してみて下さい。

2018年10月25日木曜日

「夜カフェ」のタイムテーブル

いよいよ今週土曜日に迫ってきました「お寺 de 夜カフェ@西福寺」。

私の調整不足もあって、直前にまで決まらないことがあったので、最終版タイムテーブルや注意点をお知らせしたいと思います。

まず、オープンは16:00です。これは例年通り。

次に、勝八によるピザの販売を18:30くらいから開始します。ちなみに、勝八さんはそれまで「Bouz Meets Fes 2018」で販売されています。これは西本願寺鹿児島別院で開催される、お寺で遊ぶお祭りイベント。奇しくも、寺から寺の連続販売となりました。Bouz Meets Fesが終わってからこちらに走ってきてくださいます。お忙しいのにありがとうございます。

【参考】Bouz Meets Fes 2018
https://www.facebook.com/BouzFes/

ちなみに、今年はカレーは準備していません! 「子どもはゆる〜く禁制」にしているので、当然お子様カレーもありません。なので、晩ご飯まで済ましちゃおう、という人は18:30以降にお越しになるのがよいと思います。ただ、サンドイッチやスープなどの軽食メニューは準備しています!

それから、案内チラシに書くのを忘れていたのですが、もちろん今回もたくさんのスイーツを準備しています。 というか、スイーツが一番のメインですよね! 挽き立て淹れたてコーヒーを飲みつつスイーツを楽しむのが、夜カフェの王道でございます。晩ご飯は軽く済ませて甘いものを食べちゃいましょう(笑)

さて、保育園等での事前案内では、19:30くらいから「謎のシンガーMさんによるギター弾き語り」と書いていたのですが、Mさんのご都合が悪くなり、21:30くらいからに変更となっておりますので、そこもご注意ください。それにしてもMさんは都合が悪くなったのにもかかわらず、閉店間際でもぜひ夜カフェで演りたい! と言って下さいました。普通はキャンセルされるところかと思いますが、そう言っていただけてとても嬉しかったです。

そして、閉店時刻は22:00です。以前は23:00だったので、閉店時刻が1時間早まっているのでここにもご注意を。これまで22:00〜23:00の間はあまりお客さんがいなかったので閉店時刻を早めました。ただし、21:30くらいからMさんライブがあるので、終了時刻は若干ずれ込むかもしれません。その点もお知りおき下さい。

最後にまとめます!
16:00     オープン
18:30くらい〜 勝八ピザ販売開始
21:30くらい〜 謎のシンガーMさんライブ
22:00     一応クローズですがちょっと延びるかも

それでは10月27日(土)16:00〜 西福寺にてお待ちしております!

【情報】お寺 de 夜カフェ@西福寺
日時:2018年10月27日(土)16:00〜22:00
場所:大浦町 西福寺本堂



2018年10月22日月曜日

いい思い出ばかりの「大浦まつり」でした!

10月21日は「大浦まつり」でした!

ほんとーに天気がよくて、気持ちのよいお祭りでした。ここ5年くらいの中で、一番天気に恵まれた「大浦まつり」だったかもしれません。快晴!

我が家的に楽しみにしていた大浦保育園のエイサーでは、うちの子がパーランク(小さな太鼓)を逆の手に持ってしまうというハプニングがあったものの(左利きならではのミス…!)、なんとそのまま演技続行して、最後まで立派にやり遂げました!  よく普段と反対の手で演技が出来るなあと、我が子ながら感心しました(笑)

そして、中孝介さんの「花」の曲でもエイサーを踊ったんですが、残念ながら中孝介さんとの共演はかないませんでした(当たり前)。でも、なんと中孝介さんのオフィシャルブログに、大浦まつりや保育園のみんなのことがちゃーんと書いてありました! いい人ですね。

【参考】
南さつま〜 - 中孝介 公式ブログ
https://lineblog.me/atarikousuke/archives/67149576.html

そして、告知しておりましたように、「南薩の田舎暮らし」は今回も出店しました(毎年出てます)。

果物系がない時期なので、ほぼ飲み物スタンド(コーヒーや自家製ジンジャーエール)としての営業でしたが、10月中旬とは思えないほど暑い日だったので、結構売れました!

来ていただいたみなさま、ありがとうございました。

実は2年前の「大浦まつり」では、これでもかっていうくらいの大雨の中で出店したことがあり(このお祭り、なんと雨天決行なんです)、「大浦まつり」のトラウマになっていました。でも今回、素晴らしい天気の中、楽しく販売することができて、そのトラウマがようやく消えてくれた気がします(笑)

それから、飲み物の販売と並行して、いろんなイベントの告知も頑張りました。

具体的には、
10月27日(土)「お寺 de 夜カフェ@西福寺
11月11日(日)「海の見える美術館で珈琲を飲む会 vol.5
11月30日〜12月3日「石蔵古本市 vol.3 
の3つです。

いろいろと立て続けにございますが、どうぞよろしくお願いします!

そして、写真は撮れておりませんが、今回が「大浦響鯨太鼓(くじら太鼓)」のラストライブということで、地元的には中孝介ライブ以上の大注目ステージでした。

これまで、大浦のみならず南さつま一円で行われるイベントでいつも太鼓を叩いてくれた 「大浦響鯨太鼓」。ずっと続けてくるのは大変だったでしょうし、いろいろな苦労を乗り越えてきたことだと思います。その集大成となるステージでした。私自身、感極まって涙が止まりませんでした。ほんとうにお疲れさまでした。ありがとうございました!

そして最後は、花火で〆です。

大浦の花火って、打ち上げ場所のかなり近くで観覧できるので、迫力がすごいんですよね!

今年は第10回の節目の大会ということもあり、花火にも予算をかけたので大満足の花火ショーでした。

個人的には、実行委員としての仕事も中途半端で(ちなみにサンディー君砂絵の担当でした)、みなさんには申し訳なかったなーという部分もありましたけど、何より天候に恵まれて、ステージも注目のものばかりで、その上お店も繁盛したので、とってもよい思い出となる「大浦まつり」でした。

お祭りの実施に当たりご尽力くださった多くの方々に、この場を借りて改めて御礼申しあげます。ありがとうございました。

2018年10月19日金曜日

11月11日(日)、今年も「海の見える美術館で珈琲を飲む会」を開催します!

告知です!(最近多い(笑))

11月11日(日)、今年も「海の見える美術館で珈琲を飲む会」を開催します!

個人的に「日本一眺めがいい美術館」だと思っている笠沙美術館を貸し切って、絶景を楽しみながら珈琲を飲んじゃおうというイベント。

「美しい風景を見ながら珈琲を飲む」というたったそれだけの考えで、遂に5年目を迎えました。これも来て下さる大勢のお客様のお陰です。ありがとうございます。

【参考】前回までの様子
「海の見える美術館で珈琲を飲む会 vol.2」ありがとうございました! (2015年)
「海の見える美術館で珈琲を飲む会vol.3」ありがとうございました! (2016年)
「海の見える美術館で珈琲を飲む会 vol.4」最高でした! (2017年)
※初回についてはなぜかブログ記事に書いていません。

さて、今回のメインイベントはギタリスト竹之内美穂さんによるソロギターライブです!
https://www.gendaiguitar.com/player/takenouchim

風景と珈琲だけでも十分楽しめるはずですが、そこへステキな音楽が流れていれば幸福感もひとしおです。

竹之内さんは鹿児島を拠点に活動するプロギタリスト。今までの「珈琲を飲む会」で演奏して下さったのはみなさん素人(でもプロ級の方ばかりでしたね)でしたが、今回は初めてプロの音楽家に演奏してもらうことになりました。しかも11:00〜、14:00〜の2回!

珈琲も飲めて、プロの演奏も聴けちゃうなんて、参加料500円は安いです!!

正直、今年は1000円にしときゃよかったと後で思いました(笑)

珈琲は、例年お願いしている「珈琲と洋酒 水」に今回もお願いしています。
https://mizugaku.exblog.jp/

その他、おなじみ「つばめ文庫」による古本の出張販売、地元勢によるプチマルシェもあります。そして今回、初めて「石窯cafe kunkun」さんが石窯焼きのピザを出張販売してくれることになりました。人気店ですよね! 例年、お昼を食べたから午後に来られる方が多いですが、今回はぜひ午前中に来ていただき、ピザを食べてくださいね。

ところで、これも毎年言っていることですが、もしこのプチマルシェに出たい! という方がいらっしゃいましたらご連絡ください。先着1組のみ出店可能です!!

詳細については、またブログにてお知らせしていきたいと思います。とりあえず11月11日(日)の予定は空けておいて下さい(笑)


【詳細情報】(上に「お知らせしていきたい」と書いている件。逐次追加)

 【情報】
海の見える美術館で珈琲を飲む会 vol.5 ←リンク先Facebookイベントページ
日時:2018年11月11日(日)10:00〜16:30
場所:笠沙美術館(南さつま市笠沙町赤生木8666-1)
参加料:500円(コーヒー1杯つき、子ども無料)



2018年10月18日木曜日

10月27日(土)今年も「夜カフェ」しますよ!

大浦町に「夜カフェ」が帰ってきます!

10月27日(土)の夜、おなじみ西福寺の本堂で「お寺 de 夜カフェ@西福寺」を開催します!

前回やったのは、2017年6月でしたので、1年半ほど間が空いたことになります。久しぶりですね〜。

改めて振り返ってみると、「夜カフェ」も4回目。今以前のブログ記事を見直してみますと、毎回イベント名が変わっていることに気づきました。4回目にしてようやく名前が決まった感じがしますね(笑)

【参考】過去のブログ記事
「公民館 de 夜カフェ」を開催しました! (2015年)
「いなかの夜カフェ@西福寺」大盛況! ありがとうございました! (2016年)
「お寺 de 夜カフェ@西福寺」ありがとうございました! (2017年)

今回の目玉は、謎のシンガーMさんによる弾き語りライブ! 今年の「ジラジラフェス」で大いに会場を沸かせてくれたあのMさんが、大浦町に帰ってきます!

なんですが…! 当初宵の口に演奏してくださる予定だったのが、Mさんの都合が悪くなり、21:30ごろからの演奏となりました。閉店まぎわになりますが、まあ「夜カフェ」としてはそんなに遅い時間でもないので、ぜひこの時間まで待っていていただければと思います…!

それから、今回はフードに「食堂勝八」さんを呼んでいます。だから今回の夜カフェではピザが食べられますよ! 前回までは、「南薩の田舎暮らし」でカレーを用意していたんですが、不慣れなため注文が捌ききれないという問題があったので、今回は勝八さんに頼ることにしました。その代わり私たちはお菓子の方に注力します!

ところで、私たちが「夜カフェ」というイベントをやり始めたのはどうしてかというと、 田舎では男性は(飲み会などで)夜に外でワイワイする機会があるのに、女性(特にママさんたち)にはあんまりそんな機会がないよなー、というところから、時にはそんな場が大浦町にもあったらいいんじゃない? という思いからでした。

実際、過去の開催で、「年に一度の夜の外出ができた!」と喜んでくださったお客様もいらっしゃいます。お母さん方、なかなか夜の外出って難しいですもんね。田舎だから男尊女卑だ、とかじゃなくて、単純に出て行く場がない問題も大きいんですよ。カフェもないし。そんなことで過去3回の「夜カフェ」は多くの方に喜んでいただけたのではないかと自負しています。

ところが、特に前回ですが、あんまり子どもが多く来すぎてしまい、わーわー盛り上がってはしゃぎすぎ、会場がカオス化してしまいました。子連れで来られる場は貴重ですけど、うーん、これでは落ちついて女子会ができない。それに子どもたちが走り回って危険(仏具とか壊しそうだし、転んで怪我しそう)。

元々、初回の夜カフェでは「男子とお子様はゆる〜く禁制」としていたんです。「大人の時間」を楽しみたいということで。でもやっぱり子連れじゃないと外に出づらい、という声もあって、徐々に子どももいやすい場にしようということになってきていました。

でもやっぱり、子どもが走り回っては「大人の時間」にならない!!

そんなわけで、今回は初心に返って「子どもはゆるーく禁制」とすることにしました。あくまでも「ゆるーく」なんで(そもそもうちも子連れですしね…(苦笑))、子どもがいても大丈夫なんですが、わーわー走り回っちゃダメよ、遠慮してね、という意味で「禁制」です。でもできれば、「夜カフェ」の日くらい、ご家族の方が子どもの面倒を見てあげてくださいね。お願いします!

それから最後に一つ。意外と「営業許可とか取ってるの?」ということを気にされている方もいらっしゃるようなのでここに書いておきます。実は、過去3回は営業許可は取っていませんでした。営利事業じゃありませんし、お祭りみたいなものなのでまあいいかなーと思っていたのが正直なところです。しかしお客さんの数も多くなり、なあなあではいけないと思いましたので、今回はちゃんと臨時営業許可を西福寺が取っております。お祭りのヤキソバなどと同じ「模擬店」としての許可です。

あ、もちろん「南薩の田舎暮らし」自体は、菓子製造業、喫茶店営業(臨時営業)など必要な許可はしっかりとって営業しております。上の営業許可は、西福寺としての話です。そんなわけで、今回は「共催 南薩の田舎暮らし・西福寺」となっております。

南薩の田舎暮らしと西福寺がコラボして行う、「お寺 de 夜カフェ@西福寺」、ぜひお越し下さい!!

【情報】お寺 de 夜カフェ@西福寺
日時:2018年10月27日(土)16:00〜22:00
場所:大浦町 西福寺本堂


2018年10月16日火曜日

「大浦まつり」では中孝介さんライブ、大浦響鯨太鼓のラストライブも

告知です!

10月21日(日)は、地元のお祭り「大浦まつり」に出店します。

今、あんまり商品(果物もコンフィチュールも…)がない時期なので、コーヒー屋さんをする感じです。 コーヒーをすすりに来て下さいね!

ところで、今回の「大浦まつり」には大きな目玉があります。それは「中孝介ライブ」!

あの中孝介さんが、「大浦まつり」で歌って下さいます。

どうして大浦に有名歌手を呼べたのかというと、実は昨年の「大浦まつり」が台風接近のため中止だったことと関係があります。中止のために予算が今年に繰り越されたので、今回の大浦まつりは、芸能コーナーに2倍の予算を使えたわけですね!

有名人を呼ぶんじゃなくて、もっと町民に還元するような使い道はなかったのか、という声もありますが、個人的には今回のライブには期待しています!

というのは、「大浦まつり」ではうちの次女が中孝介さんの「花」による”エイサー”を披露するんです。

冒頭画像は、先日行われた大浦保育園運動会でエイサーを踊る次女の様子(笑)

実は、この子はエイサーがめちゃめちゃ好きで、保育園でも一番エイサーに熱いんじゃないかっていうくらいなんです。風邪で保育園をお休みしたときも、熱があるなかエイサーの自主練をしようとしたほどです。もちろん止めましたが。そして運動会では、堂々のセンターを務めさせてもらいました!! 先生方に感謝!

そんなわけで、「大浦まつり」では、あわよくば中孝介さんと共演(!?)できるかもしれないんじゃないかと密かに期待しているわけです。完全に親バカですが…。でもそうなったら、いい思い出になりますよね。(ちなみに中孝介さんライブは15:15〜)

もちろん、別にそうはならなくても、素晴らしいライブになると思いますよ!

あと、実はもう一つ、今回の祭りには目玉があります。

それは、今回の祭りで「大浦響鯨太鼓」が解散するということです。つまり今回が解散ライブになります。 大浦だけじゃなく、地元一円で行われるイベントで長年活躍してくれた和太鼓グループでした。

イベントがあるときはいつも当たり前のように演奏してくれていたので、今後あの演奏がないのだと思うと、心にポッカリと穴が空いたような気になりますね…。でも解散はいろいろ事情があるのでしょうがないことです。「大浦まつり」では有終の美を飾ってもらいたいと思います!(大浦響鯨太鼓解散ライブは、中孝介さんライブの後です)

それでは、10月21日(日)、「大浦まつり」の会場でお会いしましょう!

【情報】第10回大浦まつり
日時:2018年10月21日(日)10:00〜19:00(花火18:00〜)
場所:南さつま市大浦町丸山島公園周辺

2018年10月9日火曜日

10月12日の石蔵ブックカフェはささやかに一周年記念!

10月12日(金)は月イチの「石蔵ブックカフェ」の開催日です。

毎月やっているブックカフェですが、実は次回は密かに特別な日なんです。

というのは、次回で「石蔵ブックカフェ」一周年。初回が、2017年の10月でしたから。いやー、一年、早かったような、長かったような。

【参考】1年前の記事
石蔵ブックカフェ(第1回)ありがとうございました!

正直、続くかなあ、という不安もありましたけど(売上の面で)、有り難いことにたくさんの常連さんに支えられ、丁子屋さんにも本当に多くの面でご協力いただいて、一年続けられることができました。この場を借りて、厚く御礼申し上げます。

そんなわけで、次回はせっかくの一周年なので、お越しいただいたお客様へささやかなサービスを検討しています。大げさなものではなくて、気持ち程度のものなんですが。また、それと合わせて、新商品の提供も開始したいと考えていますのでお楽しみに!

それから、一周年とはまた別の話ですがここで告知があります!

もともと、「石蔵ブックカフェ」は、3年前の「石蔵古本市」というイベントをきっかけに産まれたものだったんですが、今年も「石蔵古本市」を11月30日〜12月3日の4日間開催することになりました!

今年は、鹿児島の古本屋4店舗が出店。そのうち「ブックスパーチ」「猫待屋(ねこまちや)」の2軒が初出店です。私もよく知らない 「猫待屋」がどんな古本屋なのかとても楽しみです。

また、12月1日(土)には、連動企画として講演会も開催! 詳細はまた改めて書きますが、ぶっちゃけ言って、個人的にはこの講演会を「石蔵古本市」そのものより楽しみにしています(笑)

というわけで、とりあえず10月12日(金)に石蔵でお待ちしておりますので、ぜひお越し下さい。


【情報】石蔵ブックカフェ(毎月第2金曜日)
https://so1ch1ro.wixsite.com/ishigura-bookcafe
日時:10月12日(金)10:00〜20:00
場所:丁子屋石蔵


【情報】石蔵古本市 vol.3
https://www.facebook.com/events/260815544572835/
鹿児島県では一番古いお醤油やさん「丁子屋」の歴史ある石蔵で、古書店数軒が出張販売。あわせて川田達也『鹿児島古寺巡礼 −島津本宗家及び重要家臣団二十三家由緒寺跡を訪ねる-』(南方新社)出版記念講演会も行う。
参加古書店:古書リゼット、つばめ文庫、猫待屋、ブックスパーチ
日時:11月30日(金)13:00〜17:00
   12月1日(土)10:00〜20:00 (14:00〜16:30 講演会)
   12月2日(日)10:00〜17:00
   12月3日(月)12:00〜15:00
場所:丁子屋石蔵
   




2018年10月6日土曜日

台風24号、やっぱり壊滅的だったかも

またまた台風が来ましたね。

台風25号。先週24号が大暴れしてくれたばかりなのに、また来ました。まあ、今回は直撃じゃなかったので、台風25号単体としてはさほど被害はなかったです。

というか、台風24号で十分大きな被害が出ていて、もうドン底になっちゃっていますので、今さら被害も出ようがありません。

台風24号は、ともかく塩害がものすごい台風でした。塩害というのは、葉っぱに潮がたくさんついて、葉っぱが漬物にされるみたいにシワシワになり、やがて枯れていってしまうというものです。まあ、要するに枯れるんです。そのせいで、近隣の山々は、除草剤をぶっかけられたように葉っぱが枯れて茶色になっています。

冒頭写真はアボカドの様子ですが、こんな感じで葉っぱが使い物にならなくなっています。幸いなことに(?)今年はあまり果実自体は付いていなかったので、そもそも収穫はなかったのですが、それでも樹が相当傷みます。

傷むっていうか、結構倒伏もしちゃったんですよね。

アボカドの中にはかなり大きく成長していたものがあったのですが、これの多くが倒れました。しっかり支柱にくくりつけてはいたんですが…。

まあ、それでは足りなかったんだと言われたらそれまでです。

同じく、支柱で固定していたのにかなり倒伏したのがオリーブ。こちらも、まだ幼木で収穫時期には入っておらず、それどころか虫害などでそもそもかなり被害を受けていたので、台風が来なくても圃場の状態はよくはなかったんですが、まあそれでも悲しいですね。

この写真で倒れた樹の左右に斜めになっているのが私が固定していた支柱です。

X字に打ち込んで、樹を支えていました。

ところが、これを結んでいたシュロ縄が切れたり、支柱自体が倒伏したりして、結局かなり大きな樹でもこのように倒れてしまうという事態になりました。

やっぱりX字が風向によっては弱いからかもしれません。これからはやっぱり3本での固定ですかねえ…。悩ましいところ。

最後に、収入のメインを担っている柑橘についてですが、まあ、これは当たり前ですけど若干落果していました。

ですが、全部落ちるというほどの被害ではなく、3割くらいでしょうか。そもそも、摘果不足で実が付きすぎていたくらいなので、この3割についてはさほど残念ではありません。

でも、やっぱり深刻なのは塩害の方で、割と塩には強い柑橘もところによってはかなり傷んでいます。樹そのものが枯れるというほどではないでしょうが、来年にまでその影響は長引きそうな気がします。

そして、前回の記事で書いたかぼちゃについては、「まだ潰滅でないと信じたい」と書いたのですが、台風25号の来襲(というより、穏やかな天候が続かなかったこと)などもあり、やっぱり壊滅的ですかね…。通常のやり方で収穫するのは諦めて、なんとか経費分だけでもとりもどすようなやり方をしていきたいと思います。

そんなわけで、台風24号の被害にはちょっと落ち込みましたが、このまま落ち込んでもいられないので、農業以外の部分で挽回したり、楽しいプロジェクトを動かしたりして、なんとか生きていこうと思います!

2018年10月1日月曜日

まだ潰滅ではないと信じたい

台風が過ぎました。

畑を見回ってみると…、今回の台風は風の被害もさることながら、それ以上に「塩害」が目立ちます。

雨が少ない台風の場合、海から来る潮のしぶきが結構内陸までやってきて、塩に弱い植物を痛めつけるのですが、かぼちゃも弱いんですよね、塩に。

風に当たった葉っぱが、まるで立ちながら漬物になったようにシワシワになっていました。かなりの被害は覚悟していましたが、この塩害は予想外でしたね…。

まだ、潰滅、とまではいっていないと思うので、これからなんとか挽回を図りたいと思いますが、しかし予想外にうまく回復して収穫に漕ぎ付けたとしても、本来の半分も収穫できないという感じです。しかも完熟は無理ですねきっと。

まあ、こういう年もあるよね、といえばそれまでですけど、今まで秋かぼちゃを数年栽培していて一番ひどい被害ですねえ…。

ちなみに、まだ柑橘畑の見廻りはしていません。風が強かったのでかなり果実が落ちているとは思います。怖いなー…。