2020年4月26日日曜日

今の時期にかぼちゃが霜で大被害…!

今の時期に、霜の大被害を受けてしまいました…!

例年、最後の霜は4月12日前後です。それ以降は霜の心配はしなくてもいいはず。

それが4月下旬の今になって、ばーっと降っちゃいました。

ちょうど着果時期を迎えていたかぼちゃ。しかも今年はこれまでで一番管理がちゃんとできていたので、豊作間違いなし! と正直期待していました…。


そんなにうまくいかないのが世の中ですね。

霜注意報も出ていなかったんじゃないでしょうか。まあ、完全に油断していたので仮に出ていたとしても注意報見ていなかったので対策はしてなかったでしょうが…。

「やってもーた!」というより、「うそーーん!」って感じです。

あまり驚くことのない私も、久しぶりに畑に行ってびっくりしてしまいました。

ちょうど着果節位(ここらへんにかぼちゃの実をつけさせる)あたりの葉っぱがベラっと煮えています。完全にお亡くなりになっているかぼちゃもチラホラありました。ここまできてこの展開とはなかなか過酷です。

とはいえ、農業をやっていれば自然に翻弄されるのは慣れっこになっています(いいことなのか?)。「まあしょうがない」と2秒で頭を切り換えて、次善の策を考えることにしました。

すでに着果している分もあるので、そこは肥料の力でなんとか肥大させましょう。それから、脇芽が残っている場所については、収穫時期はかなり遅れますけど、また一から芽を伸ばしてみたいと思います。

そろそろかぼちゃの作業も一段落、と思っていたのに、また仕切り直し(というかマイナスからの出発)になってしまいました。でも諦めるのはまだ早いですもんね。

2020年4月19日日曜日

大浦では呑気に田植え

先日、田植えが終わりました!

新型コロナウイルスことcovid-19の影響で世界的に都市が大混乱になっている中、ここ大浦では呑気に(?)田植えが行われています。

たぶん、世界中の田舎(農村地帯)でも、この惨禍の中、同じように種まきがされているんだろうなーと思います。田植えや種まきを自粛する意味もないですからね。人と会うわけでもないし…。

農業って、多くの仕事の中でも収入的には脆弱ですが、こういう時には強いな〜って思います。

けど、別に泰然自若としているわけじゃないです。

例えば、4月初旬の話ですが、夕方になって「明日は霜が降ります」という注意報が出て大変慌てました。生育中のかぼちゃに大被害が生じてしまいますので…。それで暗くなった中、ヘッドライトをつけて防霜シートをかぼちゃに掛けてまわりました。都会の人は霜が降るといっても慌てる人はいないと思いますが、私なんか霜注意報一本で慌てふためいてます…。まあ、仕事によって影響を受けるものは違うってだけの話ですね!

ところで今年の田植えは例年とちょっと変えたことがあります。ちょっとだけ多めに苗を使いました! 「収量がいまいちなんだよな〜」という年が続いているので田植機の設定を変えてみました。これでちょっとでも増収効果があればいいんですが…!

あと、例年非常に成績が悪い田んぼ1枚には、元肥として鶏糞堆肥を僅かに(10aあたり5kgくらい)与えてみました。「無農薬・無化学肥料」を標榜していますけど、実際には無肥料に近いうちの田んぼにしてはこの少量でも貴重な肥料分だと思います。

田植えは毎年同じようなものですけど、ちょっとずつ変えながら試行錯誤ですね。

これからは稲の管理(主に畦草払いと草取り)も忙しくなります。鹿児島県ではコロナウイルスはあまり広まっていませんので、このまま流行せずに終熄し、無事稲刈りを迎えたいものです。

2020年4月16日木曜日

うちのコンフィチュールが「minne's セレクト」に選ばれた!

南薩の田舎暮らしのコンフィチュールとジンジャーエールシロップ、「minne(ミンネ)」で販売開始しました!

https://minne.com/

これまでもインターネットショップをしていたわけですけど、やはり独自ショップは見ていただける機会が少ないので、オシャレなものがたーっくさん売っている「minne」さんでも売るようにしたんです。

というのは、多分言わなくてもわかると思いますが、コロナ対応です…。

毎年コンフィチュールとシロップを売りさばく(!)「吹上浜 砂の祭典」が今年は中止になってしまいました。うちのような小さな店は、こういうイベントに結構依存してますので、その分売上が減ります。

売上は減るのはいいんですが(よくはないけど)、すでに作っているコンフィチュールの在庫が捌けなかったら廃棄しなくてはいけなくなるので、うーん、どうしようかな…、ダメ元で「minne」で売ってみるか! という次第でやってみました。

すると、販売開始から2日で、なんと「金柑とたんかんのコンフィチュール」を「minne's セレクト」に選んでいただきました!

って私も「minne's セレクト」って知らなかったのですが、要するに「minne」のスタッフがよさげなものを選んで 「minne」のトップページに表示してくれるというステキな仕組みです! 「minne」って50万人以上の人が利用しているとかいいますから、そのトップページの価値はすごいですよね。

うちでも、これに選ばれてから閲覧数もぐぐっと伸びて、「お気に入り」とか「フォロー」とかもバンバンつきました!(でも「お気に入り」とか「フォロー」の意味がまだわかってないです) まだ販売実績はちょっとしかないですけど、知ってもらえただけでも「minne」に登録した甲斐がありました!

実は、販売価格は直販サイト(南薩の田舎暮らし)の方がちょっと安くなっているので、このブログをご存じの方はこれまで通りそちらでご購入いただいたらいんですけどね(笑)
 
ちなみに、直販サイトは「カラーミー」というサービスを利用して作っていて、「minne」もこれも同じGMOペパボという会社のサービスです。この会社の社長(佐藤さん)は鹿児島県出身なんですよ。いつも御世話になっています(※個人的な面識はないです)。

というわけで、minneスタッフの方、うちのコンフィチュールを「minne's セレクト」に選んでいただきありがとうございました!

↓minneの「南薩の田舎暮らし」プロフィールページ
https://minne.com/@nansatz/profile

2020年4月3日金曜日

今年の田んぼの土(泥)は素直

田植え前です。

私は田んぼは5反くらい(53a)しか作っていないので田んぼの作業自体はそれほど忙しくないんですが、苗木を植えたり、かぼちゃの世話をしたり、その他もいろいろ重なっているので、やはりこの時期は結構慌ただしいです。

今は代掻きをやっています。代掻きとは、水を入れた田んぼをかき混ぜて泥にしたり、その泥を平らにしたりする作業です。田んぼの作業の中で最も重要な工程です(断言)。

ところで、昨年はこの代掻きに苦戦して、こんなブログを書いていました。

【参考ブログ記事】なんだか奇妙な土の感じの代掻き
https://nansatz-kurashi.blogspot.com/2019/04/blog-post.html

この記事に書いたように、昨年は土がなかなか泥になってくれなくて困ったのですが、今年は逆に極めてすんなりと泥になっていきます。というか、代掻きやる前から既に土が泥化してサラサラになっていました。なんで…?

しかし土なんて、毎年同じに見えるのに、実際は結構違うんですよね。化学性も物理性も…。どうしてなのかは、例によってわからないのですが。

そういえば、今年はなんだか田んぼの作土層が浅いようにも感じました。トラクターの車輪があんまり泥に埋まらない。写真の田んぼは、昔から深田で苦労していたところなんですが、今年は例年より浅いように思います。作土層の厚みなんてそう簡単に変わるもんじゃないと思うんですけど…?

去年はトラクターが田んぼから脱出できなくなったりしたんですが、今年はすんなり出られました。気のせいではなく、やっぱり今年の田んぼの土(泥)は素直です。この調子で素直に豊作になってほしいですね。