2021年6月24日木曜日

春かぼちゃは、まあまあの結果!!

春かぼちゃの収穫作業が終わりました!

結果は、えびすかぼちゃが126ケース、栗五郎かぼちゃが113ケースの、合計239ケースでした。

この結果は「とっても豊作というわけではないが、まあまあいい方」って感じです。 

実は、今年の春かぼちゃは途中まで大変生育がよく、過去最高収量を更新するのではないかと思っていました(ちなみに過去最高は281ケースです)。自慢じゃないですが、今年は管理が非常によくできた!

ところが、5月に入ってから史上2番目に早い梅雨入りで、日照時間がほぼゼロの日が11日間連続で続きます。この時期は、ちょうどかぼちゃの実が肥大する時期なのです。日照がないと、果実は「現状維持」のみで成長をしません。

なので、かぼちゃが肥大する時期にちょうど日照不足が重なって、期待していたほどは実が大きくなりませんでした。とはいえ、それまでは天候に恵まれていましたし、ある程度の草勢があったので、小玉ばかりというわけでもなく、「やや小さめ」くらいの感じです。過去最高は更新しませんでしたが、それなりに満足できる結果です。

それに、今年は収穫作業がスムーズに出来たのもいいところでした。例年、この時期は梅雨まっさかりの時期なので、雨の中カッパを着て収穫なんてこともザラでした。しかし今年はなぜかこの1週間ほど天気がよかったので、例年になく速やかに収穫が終えられました。

それに、6月26日(土)は月イチの「石蔵ブックカフェ」なので、この日までに収穫が終わるといいなーと思っていました。でも例年だとこれはとても無理で、収穫作業は7月第1週までかかるものなんです。しかし今年は、天候に味方してもらって過去最速で終わりました…!

というわけで、6月26日の「石蔵ブックカフェ」では穫れたての完熟かぼちゃを販売します! 今日、早速自分でも食べてみましたが、美味しかったですよ。お楽しみに!

2021年6月15日火曜日

コロナ禍を乗り切るためお得セットを販売します!

いやー、コロナ禍ですね。

ご多分に漏れず、うちもコロナ禍の影響を受けております。

1.イベントがないので売る機会がない

2.卸先の売れ行きが例年と全然違う(もちろん悪い方で)

というのに困っています。いざ製造しても売れなかったら損しかないので、なんとか売っていかないといけません。でも1も2も、自分たちの力ではいかんともしがたいこと。

特に今年、誤算だったのは「砂の祭典」でしたね。

例年、「砂の祭典」で「金柑とたんかん」のコンフィチュールが結構売れるんです。というかそこで売ることをアテにして製造しています。ところが、今年の「砂の祭典」は縮小開催だった上に天候に恵まれず、実質1日しか販売期間がなかったため、例年の3分の1くらいしか売上がありませんでした。

そんなわけで、「金柑とたんかん」のコンフィチュールの在庫が余り気味。それほど大量にあるわけじゃないんですが、賞味期限が8月上旬であるため、このまま何もしないと若干余っちゃうかもしれない。

それから、製造したばかりの「南高梅とりんご酢のシロップ」は、例年なら製造が追いつかないほど注文が来るんですが、今年は全くと言っていいほど卸先からの注文がない…。コロナ禍怖ろしいですね…。

ということで! これまで、南薩の田舎暮らしでは、加工品の値引きセールをしたことがなかったのですが、初めて値引き商品を作ってみました。

【お得】「金柑とたんかん」コンフィチュールと「南高梅とりんご酢シロップ」のセットhttp://nansatsu.shop-pro.jp/?pid=160857183

・「金柑とたんかん」コンフィチュール×2
・「南高梅とりんご酢シロップ」×1

のセットです。普通の販売価格は合計2,050円ですが、これを約10%値引きして1,850円(内税)で販売します。

○「金柑とたんかん」コンフィチュールは、マーマレードの世界大会で銅賞受賞したうちの自信作の一つ。宝石のように美しい外観も推しポイントの一つです。当該大会でも外観については「完璧!」というコメントをもらいました。

【参考】「ダルメイン世界マーマレードアワード&フェスティバル日本大会」で「金柑とたんかん」コンフィチュールが銅賞を獲得!
https://nansatz-kurashi.blogspot.com/2019/06/blog-post.html

○「南高梅とりんご酢シロップ」は、炭酸で割って「梅サワー」を作るシロップです。これは他では売ってない独特な美味しい飲み物ですからぜひ試して欲しいですね。蒸し暑い南薩の夏を乗り切る、私にとってもなくてはならない相棒です(笑)

どちらも全力でオススメできる商品。この機会にぜひどうぞ! あ、もちろん単体でご購入されるのも歓迎です!! よろしくお願いいたします。

↓ご購入はこちらから。
【お得】「金柑とたんかん」コンフィチュールと「南高梅とりんご酢シロップ」のセット  

(単体購入)
南薩コンフィチュール「金柑とたんかん」
南高梅とりんご酢のシロップ

 

2021年6月11日金曜日

古民家ブックカフェのために、道に花が植えられていた…!!

古民家ブックカフェの工事が着々と進んでいます。

いやー、大工さんの仕事って本当に早いですね! 工事が始まってからまだ2週間なんですが、もう大体の店舗の形が見えて来ました。床を貼って、壁もつくって、天井も貼って…、どんどん作業が進んでいくので驚きます。

一方、私の方はようやくクラウドファンディングのお礼状を出すことができました。本来は5月に出すべきものでしたがだいぶ遅れてしまいました。すみません…!

※今回出したのはポストカードの分です。コーヒーカップやコーヒーチケット、フォトブックの方はまだまだお待ちください!

ちなみになんで遅れたのかというと、データの整理がなかなか進まなかったのはもちろんのこと、一番の原因は住所ラベルを作るのにどうしてもWordの「差し込み印刷」ができなかったためです(トホホ…)。いつも使っているPCではどうしてもできなかったので、別のPCでやってみたらすんなりできました。意味が分かりません。

ところで、古民家ブックカフェの前の道に、花の苗が植わって来ています。近所のおじいちゃんおばあちゃんたちがせっせと植えていたので、「花を植えてくださってありがとうございまーす!」と声をかけたら、「ここにお店ができるっていうから、少しでもきれいにしたいと思って老人クラブのみんなで植えてます。お店が開くのを楽しみにしていますね〜!」とのこと。

なんと、うちのお店のために植えてくれていたんです…!!!

この道は、毎年花の苗を植える活動がされている道ではあるんですが、お店の前には人家がないので昨年まではこの区画にはお花は植えられていませんでした。それが、お店がオープンするということで、いつもは植えないこの区画にも植えることにしてくれたみたいです。ちなみにこの活動はどこからか補助金が出てるものではなく無償の奉仕活動です。しかも驚くべきことに、この老人クラブのみなさんと私たちには、直接の面識はない…!

店の前の道に、オープン前にもかかわらず花まで植えてもらうなんて、こんな店は全国でもないんじゃないかと思いました。本当にありがとうございます!!!

2021年6月2日水曜日

イノシシと土壌微生物の関係

笠沙の赤生木(あこうぎ)の柑橘園に草払いしに行ったら、とんでもなく地面が掘り返されていました。

無論、イノシシのしわざです。

写真の土が露出しているところは全てイノシシがほじくり返した跡で、本来は雑草で覆われているはずのところです。そして言うまでもなく元は、平坦な土地なのです。こんなにボッコボッコになってしまったのはイノシシのせい…。

このように圃場が穴だらけになってしまうと、機械で草払いすることができないので、穴を埋める必要があります。鍬一本で穴を塞ぐ作業をするのですが、えっちらおっちら、2日間かかってしまいました。ふーっ。

実は、この場所は2019年に借りてから、たびたびイノシシ被害を受けてきたところです。

【参考記事】私の方が闖入者、のようです。
https://nansatz-kurashi.blogspot.com/2019/05/blog-post.html

それで不思議なことに、隣の圃場(別の方が管理しているポンカン園)には全然イノシシが掘った跡がないのに、ここだけやたらとほじくり返しているんですよね。毎年。どうして?

穴を鍬で埋め戻しながら、たくさんのミミズが出てきましたので、どうやらこの圃場にはミミズが豊富でそれを食べにイノシシが来ているんだろうと思います。ではなぜここにはミミズが多いんでしょうか? 

それはおそらく、この圃場を管理するようになってまだ3年目ですので、土が出来上がっていないのです。

「なんで? ミミズが多いことはいいことじゃん」と思うかも知れませんが、実はそうでもありません。ミミズという生物は土壌の有機物を食べています。ミミズが多いのは土壌に有機物が豊富にある証拠ということです。もちろん、土壌に有機物が豊富にあるのは悪いことではありません。

しかし逆に言えば、それは有機物の分解速度が遅いということでもあります。有機物がなかなか分解されないから、ミミズの食料がいつまでも残っているのです。

私の経験では、土壌微生物が豊かな土地の場合、土壌の有機物は微生物によって速やかに分解されてしまうので意外とミミズは多くないのです。つまり、この圃場は土壌微生物が十分ではないためにミミズが多いんじゃないでしょうか。だからイノシシが来る。

私の柑橘管理は、基本的には無農薬・無肥料・機械除草です。それを続けることで、徐々に土壌微生物が豊かになっていく…と思っています(←確かめたわけではない)。そして、その結果ミミズが少なくなるのではないかと思っており、事実長く管理しているところは目立ったイノシシ被害は受けません。

そんな感じになるまで5年くらいかかるでしょうか。それまでは鍬で穴を埋め戻す作業が毎年必要になりそうです…。