2019年3月27日水曜日

ジンジャーエールシロップ、実は東京と京都でも買えます

※奥村酒店WEBサイトよりお借りしました。
昨年末、天文館のKENTA STOREというお店が閉店してしまいました。このお店は、天文館では唯一うちの商品を取り扱って下さっていて、開店の時から本当にお世話になったお店でした。

ちなみに、閉店後も県外へ出張販売する形でお店は続いていますので、鹿児島県外の方は引き続きご注目をお願いします!

それでふと気づいたのですが、「南薩の田舎暮らし」も実は僅かながら県外に取り扱い店があるのに紹介していませんでした。というわけで、いまさらながらご紹介したいと思います。

東京の千駄木に「SHOP & CAFE 九州堂」というお店があり、ここでは「ジンジャーエールシロップ」をお取扱いいただいています(その他季節ものも時々取り扱ってもらっています)。

【参考】SHOP & CAFE 九州堂
http://www.kyushudo.com/

このお店は、「九州のセレクトショップ」を謳っていて、店主さんは大分出身で鹿児島にも住んだことがあり、自ら足を運んだ生産者さんから様々なものを仕入れ、またカフェで提供しているそうです。私も行ったことがないので、一度行ってみたいですね!

それから関西方面ですと、京都下京区にある「奥村酒店」でも、うちの「ジンジャーエールシロップ」をお取扱いいただいています。

【参考】奥村酒店
http://okumura-sake.com/

このお店は、京都ではとても珍しいんじゃないかと思うのですが、鹿児島の焼酎をたくさん揃えている酒店で、「鹿児島焼酎と和酒のアンテナショップ」と銘打っています。それで、鹿児島の焼酎探しの旅をする中でうちの「ジンジャーエールシロップ」を発見していただき、有り難いことに先方さんから連絡がきて取り扱いが始まりました。

奥村酒店では物販の他に「角打ちバー」というのをやっていて、これは酒屋の一角で立ち飲みをするスタイルのバーだそうです。でも写真で見るかぎりイスもあるので、座っても飲めるのかもしれません。京都在住の鹿児島出身の方は、焼酎が恋しくなったらこのお店に行かれてはどうでしょうか…?!

今のところ、県外でうちの商品を取り扱って下さっているのはこの2軒です。製造能力に限りがあるので自分の方から積極的には営業していないにも関わらず、どちらもご縁があって取り扱ってくださるようになったところです。本当に有り難いことです。

お近くの方はぜひ覗いてみて下さい!

2019年3月24日日曜日

共同作業でイノシシ除けの柵を設置

先日、耕作地の共同作業でイノシシ除けの柵を設置しました。

鉄筋をハンマーで打ち込んで、ワイヤーメッシュをハリガネでくくっていくという作業です。こう書くと簡単そうですけど、ハンマーをずっと打ち下ろしていましたら肩がバッキバキになりました。
 
作業したのは4区画あって、区画毎にずーっと柵で囲っていきました。総延長は何キロくらいでしたかね〜。ちょっと数えてませんがやっとのことで設置が終わりました。

国の補助を使って設置を行うので、検査までに設置完了しておかなければなりません。年度内にやらないといけないので、結構大急ぎの作業でした。これに関しては、どうせ田植え前に設置していた方がいいので、まあ検査のあるなしにかかわらず今の時期の作業だったでしょうけどね。

これまでは、個別の農家が電柵でイノシシ除けをしていました。というか私も、昨年電柵を設置したばかりでした。ホントに、イノシシの被害が半端ないんですもん…!

【参考】遂に電柵を設置しました
https://nansatz-kurashi.blogspot.com/2018/05/blog-post.html

でも電柵というのは、漏電しないように常に草の管理が必要ですから、草の勢いが強烈な夏場は維持管理に苦労します。それに個別の農家がそれぞれ電柵を設置していたら、田んぼそれぞれを囲うことになってとっても非効率的です。それならば、区画全体を柵で囲っちゃった方がいいじゃん! というわけで今回の事業に至ったわけです。

しかしこの柵方式にも非常なるデメリットがあります。圃場と道が隔てられてしまうので、田植えの時に苗箱の補給がものすごくやりにくくなるのです…! そして、柵の内と外の往来がやりにくくなるので、圃場によっては水管理の際の手間が地味〜に増えそうです。それから草払いも内側からと外側からの2回必要になりますよね。要するに作業効率が落ちるわけです。まあ当たり前の話ですが。

でもこれでイノシシ被害を気にしなくて済むなら、まあ受け入れられるデメリットなのではないかと想像しています。とはいえ、実際に作業するのはこれから…! どのくらい不便になるのか。 そして本当にイノシシは入らないのか…!?

検証の一年になりそうです。

2019年3月17日日曜日

今年もブンタンを新たに定植しました

これまで作っていた畑の隣(耕作放棄地)を、縁あって借りることになったので、ブンタンを植えてみました。

といっても、そんなに広くはなく、細長い土地なのでたったの12本ですけど。

でもこのあたりでは、ブンタンをまとめて植える人は少ないので、ブンタンとしてはこれでも結構まとまってる方かもしれません。畑の端に1本、2本、という人が多いですね。

ところで、私は今ちょうどブンタンを食べているところです。収穫したのは2月始めくらいなので、収穫後1ヶ月以上寝かせました。「今になって?」と思うかもしれません。実際見た目はかなり悪くて、シワシワになっているし、正直まずそうな感じなんですけど、これが実はブンタンの食べ頃なんです。「ちょっとこんなに古くなっちゃっていいのかな…? と不安になるまで我慢です。

切ってみると意外なほどみずみずしく、酸味が抜けてブンタンの「旨味」(正確には旨味ではないですけどそうとしか表現のしようのない美味しさ)が口の中に広がります。甘くて美味しいというのではなく、酸っぱくて美味しいというのでもない、ブンタンならではの味ですね。これを私は「透明感の味」と呼んでいます。

ぜひこの美味しさを布教(!)したくて、2016年からブンタンを増やし始めました。

【参考】「透明感」の柑橘、お試しあれ
https://nansatz-kurashi.blogspot.com/2017/02/blog-post_11.html

今年植えたブンタンが収穫できるようになるのは、たぶん4年後ではないかと思います。その頃には、多くの方がブンタンの美味しさに目覚め、もっともっと増産しないと注文に追いつかないようになったらいいな〜と夢想しています。

お楽しみに!

2019年3月3日日曜日

【お客様の声】ちいさなお得意様からのステキなハガキ

ものすごく嬉しいハガキをもらってしまいました…!

現在販売中の「たんかんオランジェット」をご注文されたお客様、の娘さんから、ステキなハガキが送られて来たのです。

オランジェットの絵と、「しーちゃんオランジェット人魚姫」の絵と、なんでかカレーとスプーンの絵があって(笑)、たどたどしい字で、「くぼさん ありがとう」と書いています!!

5歳くらいでしょうか…? 会ったこともない農家のおじさんに、こんな手紙を書いてくれるなんて天使でしょうか?

今までもいろいろなお客様からお手紙をいただいてきましたが、こんなに嬉しい手紙は見たことがありません。

「しーちゃんオランジェット人魚姫」うちのマスコットにしたいくらいですね(笑)

お母様からの手紙も同封されていて、またその手紙がステキなんです。裏がレモンの柄の薄紙に書かれた丁寧な文字…!
「ん〜〜!! ん〜っ!!! おいしいねぇぇ!!」二人ともニコニコが止まりません。
「今日は一人一枚までにしよう。大切に食べよう」と言ったのに娘が
「お願いママ…あともう一枚だけ」と言うので娘は二枚食べました。
しーちゃん、一人一枚を守れないくらい美味しく食べてくれてありがとう…! そしてその気持ちをステキな手紙にしたためてくれてありがとう…!

お母様の手紙としーちゃんの手紙、こんなステキな手紙を、私も一度でいいから書いてみたいと思いました。

孔子は「朝(あした)に道を聞かば、夕べに死すとも可なり」と言いましたけど、初めてその気持ちがわかった気がします。「朝に道を聞かば」って、こういう清らかな境地を悟ったことをいうのでしょうね。

それにしても、しーちゃんを筆頭として、今季も多くの方から有り難いお礼のご連絡をいただきました。私自身は、お取り寄せなんてしたことがないのですが、仮にしたとしてもわざわざ生産者にお礼の連絡はしないと思います。頭が下がります。見習って、ちゃんとお礼状が書ける人間になりたいです!

ところで現在販売中の「たんかんオランジェット」ですが、インターネットショップで販売する分はあと40枚くらいとなっておりますので、ご注文はお早めに!

地元では、大浦ふるさと館でも多少販売する予定なのと、3月8日(金)に開催する「石蔵ブックカフェ」で直売しますので、よろしくお願いいたします!

↓インターネットでのご購入はこちら
【南薩の田舎暮らし】たんかんオランジェット

2019年3月1日金曜日

もしかしたら、タンカンには肥料をやった方がいいのかもしれない…!

先日のブログ記事で書きましたが、今季のタンカンは不作でした。

まあ、台風がきてかなり塩害を受けたのでしょうがない…と思っていたのですが、それにしても随分不作だな…と。

もしかしたら何か管理を間違ってるんじゃないかなと思いながら剪定していました。私は、ポンカンについては「だいたいこういう風にすればおいしいのが穫れる」という定理が分かってきたつもりですけど、タンカンもそれと同じにすればいいと思って安直に考えていました。

でもポンカンとタンカンって、同じ柑橘とはいえ系統が全く違う植物。それでふと思ったんです。もしかして、タンカンは肥料をあげた方がいいんじゃないか? って。

うちの柑橘は「無農薬・無化学肥料」を謳っていますが、実際にはこの3年くらいは無肥料で育てています。少なくともポンカンは無肥料の方が遙かによいものができます。それでタンカンもそうだろうと思い、うまくいかないのはそれ以外の点に問題があるんだろうと思っていました。

でも今日タンカン園の下草を見て思いました。下草の状態が、まさに自分の理想とするような植物相になっていたんです。ポンカンにとってみれば、最高の土の状態だと思います。

だから、これなのに不作というのはおかしい。 つまり、これはタンカンにとっての理想の土ではないのでは!? 実は、タンカンはもっと肥料分の多い土を好む植物なのではないか??

そう思ってみると、タンカンが肥料分を求めているようなフシが思い出されました。

もしかしたら、タンカンには肥料をやった方がいいのかもしれない…!

「いや、当たり前じゃん!」と柑橘農家の方は言うかもしれません。「栽培基準に10aあたり肥料は何キロって書いてあるじゃん」と。まあそうなんですけど、昔肥料をやってかなり痛い目にあったことがあるので、「肥料は毒」と思い込むあまり、これまで肥料をやるということを思い至らなかったというのが正直なところです。

そんなわけで早速、今日タンカンに肥料をやってみました。菜種油粕にしました。10aあたり15kgくらい。ちょっとやりすぎた気もします。おっかなびっくりです。これで春のタンカンがどのような調子になるか、注視してきたいと思います!