ハウスの中のかぼちゃたちが大変なことに…なってしまいました。
葉っぱが萎れて、今にも枯れそうです。
これまで、ここはけっこう順調に生育していたところだったのに、ここへきてこのようになりガックリ来ています。少なくとも、1/3くらいが収穫できないでしょうね、これでは…。
どうしてこんなになってしまったかというと、一言で言えば連作障害です。
土の中に、ネコブセンチュウとかネグサレセンチュウとかいう悪者がいるのですが、かぼちゃの根はそれにとても弱いのです。そして連作すると、そういう悪いセンチュウ類が増えてしまいます。それでこんなになってしまうんです。
もちろん、連作障害の対策はしていました。前作にクロラタリアというセンチュウ忌避効果を持つ植物を植えて、センチュウ密度の低減を図っていたのですが、やはり土壌消毒みたいな徹底的な効果はないです!
でも実は一つ面白い話があるんです。「南薩日乗」の方に一度書きましたが、このような連作障害を土壌消毒なしに回避する方策があるとのこと。なんと、何も対策せずにただ連作し続けるだけで、次第に連作障害は起こらなくなるということです。
要は、悪いセンチュウ類は一時的に確かに増えるのですが、自然に任せていれば悪いセンチュウ類を食べる生物の方が増えて土壌生態系のバランスがとれ、連作しないよりもむしろ生産性も上がるらしい。確かに、自然界に「無敵の生物」はおりませんからね。
というわけで、来年のかぼちゃは連作障害の対策をせずに作ってみて、どのようになるか実験してみたいと思います。すごくリスキーな実験ですからヒヤヒヤしますけどね。
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