2020年8月19日水曜日

お米はかなりの不作でしたので、いきなり在庫僅少です。

だいたい、予約分のお米の配送が終わりました。たくさんご予約いただき、ありがとうございました。

それにしても、今年のお米は収量がとっても少なかった。

私は、ほとんど肥料を入れないので、元来普通の田んぼの7〜8割しか収穫がないのですが、今年は6割くらいしかなかった…。過去最低レベルの不作でした。

原因は、やはり日照不足かと思います。6〜7月の2ヶ月間、平年なら350時間くらいある日照時間が、今年は長梅雨のせいで250時間くらいしかなかったようです。マイナス100時間! こうなると、もちろん稲の生育はかなり制限されます。

それで、6月後半には、あまりに生育が悪いので、柄にもなく(!?)追肥をした田んぼがあります。でも、後から考えると、この時期に追肥しても増収効果はあまりなく、それどころかお米の味を落とす逆効果の方が大きかったような気がしますね。失敗!

ちなみに、今年は当初から「増収を狙うぞ!」と決心していたんです。まあ、肥料を多くするとかそういうのではないので、増収って言っても高が知れているのですが。でも草取りを中心として(←というかほとんどそればっかり)、管理には手間をかけていました。

それでも過去最低レベルの不作…。農業っていうのは、思うようにいかないものですねー。まあ、それが当たり前のことなので、別段それで気落ちしているわけではありません(もちろん残念だけど)。

むしろ草取りを頑張ったお陰で、美しい田んぼをつくることができたな、と思っています。やっぱり、田んぼが美しいとお米も美味しいです。自己満足の世界です(笑)

しかし、実際収量がかなり少なかったせいで、お米は予約分だけでほぼ売り切れてしまいました。最後にほんのちょっと残った分があるので、白米5kg入りのみですけど販売いたします。本当に残り僅かですがよろしくお願いいたします。

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2020年8月7日金曜日

送料の改定をしました

申し訳ありませんが、送料の改定をして、一部地域では値上げになりました。

通販は、送料が本当に大きくて、うちの場合、販売しているものの単価があまり高くない(割には、大きなダンボールを使う)こともあって、実は売上総額の35%ほどを占めております。

しかも、私自身もそうですが、Amazonで「送料無料」に慣れている消費者にとっては、1,000円近い送料を負担するのはかなりハードルが高い!

ということで、実際は1,000円以上の送料がかかる地域でも、徴収する送料はかなり割引していました。

例えば、10kgダンボールで送る場合、
中国地方: 935円(実費) ← 650円(ご負担いただいている額)
東北地方:1,485円(実費) ← 1,000円(ご負担いただいている額)
というように、大体の地域で200円〜400円くらいの割引を行っていました。

北海道に至っては、実費が1,950円のところ、1,200円しか徴収していなかったので725円もの割引になっていました。でも北海道にはいいお客さんが多くて(北海道は柑橘類がないですからね!)、たくさんご購入いただけますし、まあいいかな! なんて思っていました。

しかし、やはり消費税が10%に増税されたのもありますし(内税表示なのに値上げしてなかった)、 毎月の配送料金の請求書の金額があまりに大きくて、時には売上の40%近い月があったため、「うーん、これは値上げしないとヤバイ!」となったわけです。

また、今までは、いくつ商品を買っても送料は1箇所分で固定でした。たとえ梱包が2個分になってもですね。「いっぱい買ってくれるんだから、ちょっとくらい割引してもいいか〜」という考えでした(← いいかげん)。

ただ、最近は大量購入してくださるお客様も多くて、その場合、むしろお客様の方から「送料が1つ分じゃ悪いから追加で支払います」とご提案いただくことも多々ありました。

こうなると、むしろ「2個口運賃」の仕組みがない方がお客様にとって不便だし、なにより他のお客様と不公平になってしまいます。そこで、20kgより多くご購入の場合は2個口運賃(運賃2倍)とすることといたしました。

というわけで、新料金表は以下の通りです(内税)。

地域 改訂前(参考) 改訂後
九州 550円 700円
中国 650円 850円
四国 750円 950円
関西 750円 750円
東海・北陸・関東 900円 900円
信越 900円 1150円
東北 1000円 1300円
北海道 1200円 1500円
沖縄 1200円 1200円

要するに、150円〜300円の値上げですね。ただ、関西と関東周辺については、料金を据え置いています。この地域は、元々実費と近いんです。

300円の値上げをしている東北と北海道についても、先ほどの実費を見ていただければ分かる通り、これでも結構値引きしておりますので、ご理解いただければ幸甚です。

なお、配送会社は基本的に「佐川急便」ですが、この春より「ヤマト運輸」も併用しております。これはお客様の方で選ぶものではなくて、こちらの方で差配いたしますのでどうぞご理解下さい(送料が安い方で送っているのではなく、配送の条件によって変えています)。

これまでの説明で分かる通り、今回の送料値上げについては、配送会社の運賃値上げによるものではありません。簡単に言えば、これまでどんぶり勘定でやっていたのを、より実費に近づける改訂を行ったものです…。

そんなわけで、こちらの都合によってお客様の負担が増えることになり申し訳ありません。ですが、送料に見合った、いいものを作っていけるように頑張りますのでよろしくお願いいたします。

2020年8月3日月曜日

マルチ剥ぎ

異様に長かった梅雨が明け、いきなり炎天下の毎日になりました。あっついです。

ついこの間まで大雨が降り続いていたなんてちょっと信じられないような、そんな気さえします。

でも長すぎた梅雨のせいで、いろんな作業が押せ押せになり、溜まっているのは厳然たる事実!

長い梅雨のせいでできなかった作業の中でも、一番やっかいなのはかぼちゃ跡の「マルチ剥ぎ」です。

「マルチ」って、あの畝(うね)の所に張るビニールですね(正確には「マルチング」)。本来、マルチというのは、栽培が終了したら速やかに撤去しなければなりません。なぜって、どんどん草で覆われて、剥ぐのがどんどん大変になっていくんですからね…。

かぼちゃの栽培が終了したのが7月1日、マルチを剥いだのが7月30日。1ヶ月間も放置してしまったわけです。

もちろん、いくら長梅雨といっても、その間にも雨の降らない時はありました。でもマルチ剥ぎというのは地面が乾いていないとやりづらいし、貴重な梅雨の晴れ間には、マルチ剥ぎよりも優先度の高い作業をしました。

だって、既に栽培は終わっているのでマルチを放置しても目に見える損失はありません。 それよりも、栽培中の植物の管理をする方が先ですもんね〜。

しかしそのためにマルチ剥ぎが後回しになり、マルチはどこに張ってるの? っていうくらい草に覆われてしまいました。こうなるともう、鍬で少しずつ草を除去しながらマルチを浮かせていくしかありません。炎天下の中、鍬を振るって、草と格闘して、1時間に1本(1枚)のペースでマルチを剥いでいくのは、本当に堪える作業です。「よくこんな作業を炎天下にやるな〜」と自分でも思います。

農業には大変な作業がいくつもありますが、やっぱり「後片付け(=農業資材の片付け・撤去)」というのが一番大変ですね。植え付けとかその後の管理は、大変とはいえ、お金に繋がりますし、台風対策のようなものを除けば、それほどの肉体的・精神的負担はありません。

ですが、「後片付け」というのは、直接お金に繋がらないし、農業資材は苛酷な環境で破れたり壊れたりしていることもあって、すんなりと片付けられないことも多いです。手間、労力が無駄にかかるわけです。

「後片付け」をバチッとできる人には憧れますね〜。栽培が終わったらすぐに片付けて、圃場にはビニールの切れ端一つないという…。実際、「後片付け」がちゃんとできるというのは、それ以外のことがしっかり出来ている象徴のような気がします。じゃなきゃ、「後片付け」が後回しになるに決まってるんですから。

 …まあ、そんなわけで、長梅雨のせいで無駄に苦労してしまいましたが、かぼちゃのマルチ剥ぎはようやく終わりました。秋かぼちゃの栽培が始まる前に剥ぎ終わってよかった…ということにしておきましょう。