通販は、送料が本当に大きくて、うちの場合、販売しているものの単価があまり高くない(割には、大きなダンボールを使う)こともあって、実は売上総額の35%ほどを占めております。
しかも、私自身もそうですが、Amazonで「送料無料」に慣れている消費者にとっては、1,000円近い送料を負担するのはかなりハードルが高い!
ということで、実際は1,000円以上の送料がかかる地域でも、徴収する送料はかなり割引していました。
例えば、10kgダンボールで送る場合、
中国地方: 935円(実費) ← 650円(ご負担いただいている額)
東北地方:1,485円(実費) ← 1,000円(ご負担いただいている額)
というように、大体の地域で200円〜400円くらいの割引を行っていました。
北海道に至っては、実費が1,950円のところ、1,200円しか徴収していなかったので725円もの割引になっていました。でも北海道にはいいお客さんが多くて(北海道は柑橘類がないですからね!)、たくさんご購入いただけますし、まあいいかな! なんて思っていました。
しかし、やはり消費税が10%に増税されたのもありますし(内税表示なのに値上げしてなかった)、 毎月の配送料金の請求書の金額があまりに大きくて、時には売上の40%近い月があったため、「うーん、これは値上げしないとヤバイ!」となったわけです。
また、今までは、いくつ商品を買っても送料は1箇所分で固定でした。たとえ梱包が2個分になってもですね。「いっぱい買ってくれるんだから、ちょっとくらい割引してもいいか〜」という考えでした(← いいかげん)。
ただ、最近は大量購入してくださるお客様も多くて、その場合、むしろお客様の方から「送料が1つ分じゃ悪いから追加で支払います」とご提案いただくことも多々ありました。
こうなると、むしろ「2個口運賃」の仕組みがない方がお客様にとって不便だし、なにより他のお客様と不公平になってしまいます。そこで、20kgより多くご購入の場合は2個口運賃(運賃2倍)とすることといたしました。
というわけで、新料金表は以下の通りです(内税)。
地域 | 改訂前(参考) | 改訂後 |
九州 | 550円 | 700円 |
中国 | 650円 | 850円 |
四国 | 750円 | 950円 |
関西 | 750円 | 750円 |
東海・北陸・関東 | 900円 | 900円 |
信越 | 900円 | 1150円 |
東北 | 1000円 | 1300円 |
北海道 | 1200円 | 1500円 |
沖縄 | 1200円 | 1200円 |
要するに、150円〜300円の値上げですね。ただ、関西と関東周辺については、料金を据え置いています。この地域は、元々実費と近いんです。
300円の値上げをしている東北と北海道についても、先ほどの実費を見ていただければ分かる通り、これでも結構値引きしておりますので、ご理解いただければ幸甚です。
なお、配送会社は基本的に「佐川急便」ですが、この春より「ヤマト運輸」も併用しております。これはお客様の方で選ぶものではなくて、こちらの方で差配いたしますのでどうぞご理解下さい(送料が安い方で送っているのではなく、配送の条件によって変えています)。
これまでの説明で分かる通り、今回の送料値上げについては、配送会社の運賃値上げによるものではありません。簡単に言えば、これまでどんぶり勘定でやっていたのを、より実費に近づける改訂を行ったものです…。
そんなわけで、こちらの都合によってお客様の負担が増えることになり申し訳ありません。ですが、送料に見合った、いいものを作っていけるように頑張りますのでよろしくお願いいたします。
0 件のコメント:
コメントを投稿