2020年11月16日月曜日

シンプル開催の「海の見える美術館で珈琲を飲む会 vol.7」。ありがとうございました。

11月15日(日)、「海の見える美術館で珈琲を飲む会 vol.7」を開催しました。

当日は、お天気にも恵まれ、11月としては暖かい陽気。毎年、天気がいいのがこのイベントのよいところです…!

今年は、コロナ対策…というか、コロナ対策があまり必要にならない規模にしようということで、一切のメディアへの掲載を見送り、チラシも必要最低に留め、SNSのみの告知でした。音楽やアートなどのイベントも特になく、シンプルに「風景と珈琲を楽しもう」という会。

なので、あまりお客さんは来ないだろうとは思っていました。

ではどれくらいお客さんが来たのかというと、ちゃんと計測はしていないのですが、75人〜85人(+子供15人)くらいの来場者だったのではないかと思います。珈琲が80杯出ていることから、おかわりした人、珈琲を飲まなかった人などを考慮して出した数字です。

これは、事前の予想とそれほど違わない人出でした。お越しいただいた皆様、ありがとうございました。

今回は出店も最小限に抑え、「南薩の田舎暮らし」を含めて3店舗でした。

まずは、「石蔵ブックカフェ」を一緒にやっている「つばめ文庫」です。例年、日差しが強くて本が日に焼けるという問題があったので、今年は場所を変えました。ここの方がいいですね!

奥様が差配して、立体的でステキなディスプレイになっていました。私は何かと落ちつかず、ゆっくりと本を見る暇がなかったのですが、やはり風景には珈琲、珈琲には本です。

 

つぎは、坊津の「食堂勝八」。

勝八さんは、最近ずっと谷山イオンで出張販売していて、地元にいないようです。この日(と前日にあった常潤高校文化祭)は久々の地元での販売になった模様。

やはり食べ物があるといいですねー。ピザ買いに来た、と言う方もいらっしゃいました(珈琲は飲まずに(笑))。

というか、逆にピザなかったらどうなってたんだ…という気も。当初は「今回は縮小開催だし、まあ最悪食べ物屋さんなくてもいいやー」と思っていたのですが、やっぱりないとダメだったかもですね…!

最後に、自分たち「南薩の田舎暮らし」です。

今回、どれくらいの人出があるのか全く予想がつかなかったので、どれだけのお菓子を用意すればよいのか迷いました。

結果的には「けっこう多め」だったと思います。

しかし、なぜか今年は「美味しかったからまた買います」とおかわりしてくださる方が多かったように思います。お陰で、お客様が少なかった割には結構売れました。ありがとうございます。

ちなみに、「石蔵ブックカフェ」で販売しているチャームつきの「手作りしおり」や、読書記録ミニノートなどもこちらで販売してみたのですが結構売れました。

いつもあまり売れるものじゃないのに不思議です。風景の力でしょうか? それともディスプレイがよかったのか。わかりません。

なお、しおりの横にちょこんと置いてある緑色のものは、もらった「ツノニガウリ」という野菜(?)です。固い棘に覆われていて、武器に使えそうです。味は、あんまりなくてキュウリみたいと言っていました。まさかこれを横に置いていたお陰で売れたわけではないでしょうね(笑) 

午前中は曇りがちでしたが、午後からはカラッと晴れてきました。

沖秋目島が美しいです。

一方、午後からはお客さんはちょっと少なめになり、かなりゆっくりした時間が流れていました。

音楽もアートも、特別なイベントはないので、人が少なくてちょっと寂しい感じもしました。でも同時に「この風景を前にして、友達とおしゃべりしながら珈琲を飲んでれば、それで十分かもなあ」という気もしました。別に客寄せのための特別なイベントはなくてもいいかもしれない。

今年はコロナのため、縮小開催というかシンプル開催になりましたけど、これも一つの形かなあと思いました。

ところで、今笠沙ではサツマノギクが満開の見頃を迎えています。

野生のものもありますが、多くは地元を中心とした有志の方々が植えたものです。実は昨年、笠沙美術館周辺にサツマノギクを定植した日に私は偶然居合わせました。ご縁ですねー。

定植後、雨が少ない日が続いたので、有志の方が頻繁に水やりを行い、大事に育ててきたということでした。1年でこんなに立派に花が咲いてくれて、感動ですね。この活動に取り組まれてきているみなさんに頭が下がります。何も手を加えない自然の風景もいいですが、花いっぱいの風景もまた貴いです!

そんなわけで、「海の見える美術館で珈琲を飲む」一日が過ぎていきました。

例年、イベント終了後に夕日のスポットに移動して夕日を眺めるのがお決まりなのですが、今年は子どもたちも自分たちもすっかり疲れ切っていたため、そのまま帰りました…。

今回のようにシンプル開催もいいなあと思う半面、準備の手間・費用は例年とほとんど変わらないので、どうせやるならやはりたくさんの人に来てもらった方が実入りもいいです。例年500円徴収している参加料も取りませんでしたしね。ちょっと懐が寂しいのが反省点かもしれません…。まあ、お金のためにやっているイベントではないけど。

とはいえ、無事、開催できて良かった。コロナがあって開催は悩んだけどやってよかった。

たくさんの出会いもありました。毎年来て下さっている方との再開も嬉しいかったです。

例によって、来年またやるかは未定ですが、できたらまた笠沙美術館でお会いしましょう。