「ツール・ド・南さつま」は、30km、60km、100kmのコースがある自転車大会(競争ではなくて楽しむ大会)。
参加者の方にお話を聞いてみたら「こんなきついコースはなかなかないですよ。景色見る余裕がなかったです。この前大分の大会で160km走ったけど、南さつまの100kmコースはそれよりきつい。阿蘇山の周りを巡る”サイクルマラソン阿蘇望”といい勝負」だ、そうです。
そんなサイクリストたちに疲労回復ドリンク(?)を飲んでもらおうと、今回の「南薩の田舎暮らし」は初めてドリンクスタンドをやってみました。メニューは、
- ジンジャーエール
- レモネード
- うめサワー
初めてのドリンクスタンドということで、多少手慣れない部分もありましたが、準備した約60杯分はほぼ完売しました! ご購入いただいた方、ありがとうございました!
ちなみに、レモネードとうめサワーは水割りか炭酸水割りのどちらかを選べるようにしたんですが、95%の方が炭酸を選んだのが意外でした。みんな炭酸が好きなんですね! 私も炭酸大好きです。
でも、サイクリストのみなさん方へ向けて準備したのに、実際に飲んでくださったのはお連れの女性の方とか、とにかく自転車に乗っていない方が中心でした。大会に出場された方には無料のドリンクも配ってましたし、自分でもドリンク準備されてそうですし、あんまり需要なかったんでしょうかね?
というわけで、サイクリストのみなさんを自家製ドリンクでおもてなし! というアテは外れましたけど結構ご好評をいただいたので、ドリンクスタンドは今回限りのつもりでしたがまたやってみたいと思います。
ところで、こういう野外での飲食物の提供は、1回ごとに保健所の許可を取るんですがその許可料が3000円(鹿児島県の場合)。ドリンク1杯300円で利益が100円とすると、30杯売れないとその3000円が回収できません(自家製ドリンクは原価が高いです!)。実は全然儲からない商売なんですよね。ほぼボランティアです。
同じ野外でも、テントなどの提供施設を登録すれば1回ごとに許可を取る必要はないのですが、その登録料が1万2000円。ドリンクスタンドを4回以上登録期間にやるならそっちの方がお得です。でもどっちにしろ、保健所に払うお金が結構高い。薄利多売な商売にはそういうお金がかなりきつい制約になるんですよねー。
「地方創生」とか「6次産業化」とか地方でのビジネスを応援するみたいな話がたくさんあるんですが、まずはこういう許可料・手数料の類を減額して、マイクロビジネスへの参入ハードルを下げるというのが大事なんじゃないかと思います。
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