2025年8月8日金曜日

新米の販売を開始しました!

2025年産の新米の販売を開始しました。

今年は、天候に恵まれました。田植え時期に寒波にあたることもなく、生育初期には水も豊富にあり、後半は天気が良くて日照時間が長かった。特に生育初期(5月)に水が豊富だったのは珍しいことで、おかげで田んぼの雑草がほとんど生えませんでした。

うちでは、お米を無農薬で作っていますので、草対策が重要です。無農薬栽培を開始したのは2014年ですが、一昨年くらいまでは半月以上を草取りに費やしていました。全部手で草取りしていますので…! ところが、何年も徹底して草取りをしていたら、草の種や球根などが田んぼの土からなくなり、草が生えにくくなりました。というわけで、今年は水に恵まれたこともあり、ほとんど草取りなしできれいな田んぼをつくることができました。

一方、無農薬・無化学肥料で作るようになってから初めて、稲が倒伏しました。これはすごく不思議でした。というのは、普通、倒伏というのは肥料のやりすぎによっておこるのですが、今年は肥料を入れていないんです。

といっても全く無肥料というのではなく、冬にレンゲを栽培しており、レンゲが緑肥となっていますのでそれなりには窒素分が入っています。しかし、このあたりではヘアリーベッチ(レンゲと似たような緑肥で、レンゲより窒素供給量が多い)を緑肥にしている人も多いですが、化学肥料も半分程度入れるのが普通です。レンゲ緑肥のみというのは、かなり肥料が少ない方です。

にもかかわらずなぜ稲が倒伏したのか? 別に強い風が吹いたわけでもないのに。

いろいろ考えたんですが、「レンゲ緑肥を何年も栽培した結果、地力がたいへん向上していた。そんな中で、天候に恵まれたため稲の生育がよく、たくさんの実がなって倒伏した」のではないかと思います。うちでは、無化学肥料と言っていますが、有機質肥料もできるだけ入れないようにして、地力向上重視で管理してきました。正確なところは不明ですが、今年の天候がその管理にばっちりハマったのかもしれません。倒伏自体はよくないことですが(←コンバインでの稲刈りがしづらく、種籾が水につかると商品価値をなくす)、倒伏するくらいたくさん実ったのはいいことです。

ともかく、今年は豊作で、品質もよさそうです(私はまだ新米を食べていませんが見た目で判断して品質もよいと思われます)。

そして、昨年よりも値段を上げさせていただきましたが、常連さんからはいつも以上にご注文をいただき、すでに1トンほどが売れました。いくらかは注文数が減るかと思っていたのに、例年通りご注文をいただき本当にありがとうございます。

在庫は残り500㎏ほどです。引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

↓ご購入はこちらから
【南薩の田舎暮らし】無農薬・無化学肥料のお米
https://nansatz.stores.jp/items/68877c338fe718028485a336

※現在は予約期間中ですが、お盆明け後くらいに順次発送(日時指定可)を開始します。

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