2013年8月13日火曜日

狩集農園のこだわり精米機

「南薩の田舎暮らし」の人気商品、「狩集農園のおうちで食べているお米」を作っている狩集さん兄弟のところへお邪魔して、自慢の精米機を見せてもらいました!!

旦那さんが「売ってるお米の事をブログに書いてよ。狩集さんとこに取材に行こう!」と強引にアポを取られましたが、普通の精米機の事さえよくわかっていない私。見てもわかるのかな〜??
でも狩集さん(兄)は、「機械を沢山いじれるから農家になった」というくらいの機械好きです!面白い話が聞けるかも〜?



倉庫には、刈って乾燥させ、玄米の状態になって農協で検査を終えたお米が積んであります。
写真に写っている丸マークのハンコは「一等米」、一番いい等級の印らしいです。さすがです。因みに、二等米の印は、銀行の地図記号みたいな印らしいです。


さて、倉庫にあった精米機はこんな形。高さ2.5M、幅は1Mくらいです。
左の所に玄米を入れて、上へ吸い上げ、下に向かう途中のところで精米するそうです。


「弱精米で2回がけ!で熱くない!」
よくあるコイン精米機で精米した事がある人は、出てきたお米が熱々になっているのに気づくと思います。これが、お米の美味しさを損なうらしいのです。
強い力で一気に精米するとお米が熱くなってしまうので、弱負荷で精米します。弱いと当然精米しきれないので、2回機械に通すわけです。
ただ通すだけじゃなく、写真のレバーの2箇所で、お米の状態を見ながら絶妙に精米具合を調節していきます。職人技だ〜!
精米されたお米を触らせてもらうと…
「ほんとだ、熱くない〜」
人肌程度の暖かさです。精米したてのお米の匂いもしてきて、早く新米が食べたくなってきました〜



「胚芽を残して栄養UP!」
レバーで精米具合を調節する時には、胚芽を残すように気をつけているみたいです。真っ白になるまで沢山削るのではなく、胚芽が残るように優しく精米します。
よく観察すると、お米の一粒一粒に、薄茶の胚芽が見えます。絶妙です。


「タテ型精米機で均一に!」
よくある精米機はお米を横に流しながら削るらしいのですが、狩集さんの精米機はタテ型。
横だと下になった部分が多く削れたり、糠が溜まったところが削れなかったりということがあるようですが、タテ型は違う!
降りてくるお米を回転させながらお米同士をこすり合わせて精米する仕組みみたいです。
狩集さんはこのタテ型精米機が欲しくて、ネットで探してようやく手に入れたらしいです。
中身を出した古い部品を見せてもらいました(写真)。こんなのが入ってるんですね〜
予備知識があれば「おお!!これが噂のタテ型…!!」とテンション上がるところですが、折角見せてもらったのに、反応が薄くてすみません(´・ω・`)



精米が終わったお米は、慣れた手つきで袋詰めされていきます。ラベル貼りも全て手作業です。
2回精米なので、一俵ずつしか精米出来ず、連続で作業できないのでとっても時間がかかります。
私達がお邪魔していた約1時間の間に、4俵くらいしか出来なかったんじゃないかなぁ…大変だ。あまりに手間がかかるので、このあたりで2回精米をしているのは狩集さんのところだけということでした。


うちでも新米が取れましたが、狩集さんからも試食用にお米を分けていただきました。
狩集さんのお米はやっぱり美味しい〜〜〜(*´∀`*)
夏バテ気味でしたが、ぺろっと完食。またしてもおかわりしてしまいました。
うちのお米と苗も地域も肥料も一緒なのに、この甘みと旨みの違い。精米の違いなのか…?? 精米機の事は分かったような分からんような感じでしたが、米の旨さはよーーーく実感できました!
ごちそうさまでした!!

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