ようやく、タンカンの摘果作業が一段落しました。
「摘果」というのは、つきすぎた実を敢えて落として、少数の実に栄養を集中させて立派な果実を育てる作業をいいます。
でも、小さな実の方が美味しいという人もいるので、わざわざそんなことしなくていいんじゃない? という人もいると思います。でもこれは立派な果実を育てるというより、つきすぎた実を落とすことで、樹の体力を温存するという意味合いの方が重要だと思います。
何しろ、果実というのは栄養を消費するので、たくさん実がついていると樹が目に見えて弱ります。常緑樹なのに落葉したりですね。そうなると、その年はまあ豊作になるとしても、翌年にすっごい不作になってしまいます。だから、適正な数の実に制限することで、毎年安定的に果実を収穫できるようにするわけですね。
ところで、やっと摘果が終わったわけなんですが、これ遅いんです。本当は6月くらいに粗く摘果して、肥大が始まる7月にはだいたい摘果が終わってないといけないんです…。かぼちゃの収穫とか、テッポウムシ退治とか、いろいろやってる間にちょっと作業が遅れてしまいました。実はタンカンは、今年の春には時間がなくて剪定も出来てないんです。なぜかいつも後回しにされているタンカン。ごめんなさい。
一方、ポンカンの方は、私は、摘果しません。無肥料でつくっているからなのか、そもそも花芽があんまりつかなくて、摘果が必要なほど実がつかないんですよね。いいことなのか悪いことなのかわかりませんが…。
その点、無肥料でもちゃんとたくさんの花が咲くタンカンという樹はすごいです。
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