ここのところしばらく、かぼちゃの植え付けの準備でした。
秋かぼちゃは、(私の場合)田んぼの跡に育てます。今年も、いつもお世話になっている狩集農園さんの田んぼを貸してもらいました。
作業としては、稲刈りが終わった田んぼを、畝(うね)の部分だけ施肥・耕耘して、草抑えのフィルム(マルチといいます)を張って、種を播く、というものです。
堆肥は、「夢ゆうき」というものを取り寄せて使っているのですが、全部で100袋(1.5トン)くらい手で撒くので、かなりの重労働です。施肥基準からいくとこんなに堆肥を撒く必要はなさそうですが、堆肥を多くして化学肥料を減らすのがいいんじゃないかという判断です。
【参考】ど田舎で起業した社長の日記/(有)松山農産オフィシャルブログ
※「夢ゆうき」を薩摩川内市で作っている松山農産の社長のブログ
重労働といえば、この畝の横に伸びている溝を切る作業もなかなかの重労働。
田んぼ跡は当然ながら排水性が悪いので、ちゃんと溝がないと雨の後にはべちゃべちゃになり、かぼちゃがうまく育ちません。だから排水のための溝をしっかり作らないといけないのです。
もちろん、9割方は溝切り器(トラクターの後ろにつける一種の棃)を使って掘ります。でも残り1割くらいが、どうしても手作業になる部分。具体的には、溝同士の接続箇所ですね。ここを鍬(くわ)で掘っていくわけです。
こうして写真で見ると、全然たいしたことなさそうなんですけど、酷暑の中で鍬を振るうっていうのはきついです。汗が何リットルも出ます。ただ溝を掘るだけのことで。
こんな作業を汗水たらしてやっているから日本の農業は生産性が上がらないのですよ(自虐)。
昨年は、この時期に雨が多くてしかも台風直撃もあったので、こうして準備した圃場に結局種を播かなかったということがありました。骨折り損とはこのことでしたね。今年は、かなり雨が少ないということはありますが、今のところ準備(だけ)は順調に進んでいます。
23日に種播きまで終わりました。今年は豊作を期待したいです!
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