かぼちゃの花が咲いています。わんさかと。
こうして畑に植えられているかぼちゃは、ほぼ同じ遺伝子を持っているわけですから、当たり前じゃないかと言われればそうなんですが、申し合わせたように一斉に花が咲くってなんだか不思議なんですよねー。
このように一斉に花が咲くというのは、生育が揃っている証拠でもあります。だから、今のところ、今年の春かぼちゃは順調…といいたいところなんですが、実はそうでもない。
というのは、雌花(かぼちゃの実になる花)はたくさん咲いているんですが、雄花(花粉を飛ばす花)が少なくて、しかも花粉が少ないんです。せっかく雌花が咲いても、花粉がなかったら実が付きません。
なので、先輩農家Kさんのかぼちゃハウスに咲いている雄花を摘んできて、受粉作業をしていますが、こんなに一斉に咲かれては花粉が足りません。一斉に咲くとキレイなんだけどなあ…。
ちなみに、なぜ雄花が少なくて花粉もあまり出ていないかというと、春先の低温が原因だと思われます。かぼちゃの場合、花粉の成熟には温度が必要で、温度が足りないと雄花が咲いても花粉が出ていなかったりします。検証してはいませんが、特に夜間の温度が低いと花粉が少ないような気がしますね。トンネルビニールを剥ぐのが5日ばかり早かったのかもしれませんねー。
植えてれば勝手に育つような印象があるかぼちゃですが、なかなか奥が深いです。
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