2021年5月15日土曜日

梅雨入りは観測史上2番目の早さ。雨の中田んぼの草取り。

まだ5月中旬だというのに、早くも梅雨入りです。

鹿児島気象台によると、九州南部の梅雨入りは5月11日で、観測史上2番目の早さだそうです。どうなってるの、最近の気候は…。

こんなに早い梅雨入りだと、農作物への被害が心配です。特に現在生育中のかぼちゃ。かぼちゃって割と乾燥した気候が原産地の作物なので、雨が続くと収穫する前に腐っちゃうこともあるんです。降雨量が少ないか、早く梅雨明けしてくれるのを祈るのみです。

一方、田んぼに関しては、最近水が少なかったので、とりあえず水の心配はしなくてよくなりました。ところが、今の時期はちょうど田の草取りの時期なので、雨の中草取りをすることになります。

今時、手で田の草取りをする人も少ないのですが、私は数年前から「時間はかかるけど、手で取るのが一番確実だ」という考えで意地になって草取りをするようになりました。今年は田んぼが少し増えたので、約6反(60a)を独りで草取りします。

特に今年から作るようになった田んぼは、例年草だらけになっていた田んぼなので警戒していました。そして案の定、草だらけになっていきました。

「これは今の時期取らないと大変なことになる!」

というわけで、雨の中でしたが、延々、田の草取りをしました。そしてなんとか問題の1枚を終えることができました。ふー、よかった。

それにしても、日本で水田稲作が主要農業の地位を占めるようになったのは、草取りのしやすさが大きな要因だったような気がします。6反の田んぼを独りで草取りするのは不可能ではありませんが、6反の畑を草取りしなさいと言われたら「無理!!」と即答します。畑の草取りは労力が桁違いに大きいですから。

もちろん水田稲作が広まったのは政策的な部分が大きかった(←古代の頃から、国家は水田稲作を強制してきた)のですが、やはり気候風土に合っていたから水田稲作が持続したんだと思います。特に日本の高温多湿な気候では、夏季の農業の一番のキモは雑草対策になりますので、比較的草取りがしやすい水田は合理的なのです。

とはいえ、大変なのは大変です。しかも、こんな大変な作業をしても、お米の値段はそんなに変わらないのがもっと大変な点…(苦笑)

長梅雨だと日照不足になって収量も悪くなり、ただでさえ少ない収入がさらに少なくなってしまいます。とにかく早く梅雨明けして欲しいですね。

0 件のコメント:

コメントを投稿