皆さんは、『三国名勝図会』って聞いたことありませんか?
これは江戸時代後期に薩摩藩によって編纂されたもので、鹿児島の伝説、特産品、名所、そしていろんなエピソードがてんこ盛りに書かれた本です。鹿児島で歴史に興味がある人は、必ずぶち当たる史料ですよね。
が! 『三国名勝図会』は、有名な割には意外と読まれていません。
というのは、あまりに大部すぎるからでしょう…。国会図書館デジタルコレクションでも見ることができますが、やっぱり紙の本でないと通読は困難。そして、紙の本は、全5巻セットで二万円くらいしますから、これまたちょっとハードルが高い。私自身、通読していません。
というわけで、多くの人が気になりながらも全貌が明らかでない『三国名勝図会』について、今、鹿児島で一番『三国名勝図会』を愛読しているといっても過言ではない、川田達也さんに語っていただくことにしました。
下の説明を読んでみて下さい。「笑いあり涙ありの文学作品集なのである」 なんて、愛読している人からしか出てこない言葉だと思います。どんな笑いや涙があるのか、興味津々です。
ぜひ一緒に、『三国名勝図会』の世界に遊びに行きましょう!
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第9回 そらまどアカデミア
『三国名勝図会』という世界
講 師:川田達也
薩摩藩が残してくれた地誌『三国名勝図会』。豊富な絵図と記述をもって、江戸時代の鹿児島の姿を現代に伝える重要史料だ。しかしその正体は、史料という枠を飛び越えた、笑いあり涙ありの文学作品集なのである。そんな『三国名勝図会』が描き出す魅惑の世界をご案内する。
日 時:11月12日(日)14:00〜15:30(開場13:00)
場 所:books & cafe そらまど (駐車場あり)
料 金:1000円(ドリンクつき) ※中学生以下無料
定 員:15名
要申込:申込フォームより、または店頭で直接お申し込みください。※中学生以下は無料ですが申込は必要です。
問合せ:こちらのフォームよりお願いします。
1988年鹿児島市生まれ。古寺跡写真家。大学在学中に廃仏毀釈を知り、卒業後に帰郷。以来鹿児島の古寺跡を撮り続けている。著書に『鹿児島古寺巡礼』(南方新社)。毎週金曜日、あいらびゅー FM に出演中。
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