特にこれまで安かった商品の値上がり率が高く、今まで100円くらいだったアイスが160円になったり(田舎だけなのでしょうか!?)、5割以上の値上がり商品も珍しくなくなってきました。
農業資材についても軒並み値上がりしていて、昨年200円だった「ハイパーボードン」というビニール袋が、今年250円になっていたのにはびっくりしました。
これはまあいいとして、肥料の値上がりがすごいです。かぼちゃ栽培に使う「有機入り完熟53」という化学肥料は、数年前は1袋(20kg)2500円くらいだったのが、今では1袋4000円以上します。
化学肥料はほぼ全量を輸入に頼っているため、円安の影響を受ける上、今は紛争の影響なのか世界的に肥料価格が高くなっているということで、こんなに肥料が高くなっているようです。政府もこれを問題視して、肥料高騰の対策の予算を組んでいますが、焼け石に水のような感じ。食料安全保障を考えて、防衛費のいくらかは農業に回してくれればいいのに…。そして不思議なことに、農作物の単価はほとんど変わっていないので、単純に農家の利益が小さくなっているんです。
うちもその影響を受けており、利益が出ているのか出ていないのかわからないくらいの有様になってしまいました。というわけで、ジンジャーエールシロップ等を約20%値上げすることにしたのですが、主力商品の柑橘類についても、同様に約20%値上げすることにいたしました。
ポンカンの新しい価格は、
4.5kg入り=2,900円(税込み)
9kg入り=5,400円(税込み)
になります。(タンカンも同様。他の柑橘については、それぞれ今後改訂します)
ちなみに、前回値上げしたのが3年前の2021年1月。この時は「農協並みの価格」にしたのですが、今回、遂に農協価格より高くなりました。無農薬・無化学肥料の柑橘としては引き続き安い方ではありますけど、ガクっと値上げしたのは心苦しく、「見合う価値がちゃんとあるのだろうか」と自問自答しております。
どうぞご理解いただき、これからも変わらぬご愛顧をいただけますよう、よろしくお願いいたします。
↓ご購入はこちらから(例年より早く12月31日販売開始しました)
【南薩の田舎暮らし】無農薬・無化学肥料のポンカン