2014年12月24日水曜日

かぼちゃの収穫

もう収穫から2週間以上経ってしまいましたが、先日かぼちゃを収穫しました。

以前ブログに書いたとおり、台風被害を受けたため収量がさんざんなことに…。本来は200ケースくらいいく予定が、たったの100ケースしか出荷できなかったのです。

その上、1kg以下の小玉サイズのかぼちゃ(言うまでもなく二束三文)が多かったですね。さらに、原因は明確には分からないのですが、病気や虫害によるキズものもかなりありました。

普段は、2kgサイズ(もっとも美味しい)が中心に採れるのですが、今回2kgサイズがたったの5ケース(!)しか採れませんでした。ネットショップでも販売することにしましたが、ほとんどないに等しいです。すいません。

>>南薩かぼちゃ(1玉2kg)

かぼちゃ不足は全国的な傾向らしく、北海道も不作らしいですし、海外産も少ないようです(円安の影響なんでしょうか?)。そのためかぼちゃの価格もかなり高くなっていて、都市部では小玉サイズで600円くらいするという話も聞きます。こういう時に豊作だとおいしかったんですけどね…。

ところで、今回3種類のかぼちゃを作ってみたんです。

第1にいつも通りの「加世田のかぼちゃ」。要するに「えびすかぼちゃ」で、これは農協出荷用です。

第2に、「えびすかぼちゃ」を無農薬・無肥料で栽培したもの。

第3に、「九重栗かぼちゃ」という栗かぼちゃを同じく無農薬・無肥料で栽培したものです。

無農薬はともかく、かぼちゃを無肥料で作るのは多分珍しいと思いますよ。かぼちゃのような果菜類(実を食べる野菜)は、無肥料だとなかなか大きくならないといわれていますので。

今回無農薬で作ってみたところ、確かに肥料がないと大きくならないですね。でも葉っぱは立派に繁りました。葉物野菜なんかは無肥料でもかなり収穫できると聞きますが、確かにそのようです(というより、葉物野菜の場合は無肥料が理想のような気がします)。

普通、葉っぱが立派に繁ると実も大きく立派になるのですが、どうしてかそうはなりませんでした。葉っぱは立派なのに実は大きくならないというのが不思議です。

その代わり、実がしまっていて、ずっしりと重い感じになりました。約30m一畝分つくって、たったのコンテナ1ケースしか収穫できなかったので自分では味見していないのですが、味の方は美味しそうな気がします。

そして、「九重栗かぼちゃ」は、栗系かぼちゃの最高峰の一つとされている品種です。今回、台風被害もあってこちらもマトモに出来ていないのであくまで試作品を食べた段階ですが、ホクホクしているだけでなくて、けっこうフルーティな味わいがあるかぼちゃですね。

前書いたとおり、着果(実がつく)率がものすごく低くて、商売で栽培するにはかなり難しい品種かなと思いますが、希少性はあるので新春にまた懲りずに植えてみたいと思います。

0 件のコメント:

コメントを投稿