先日、新しいロープを導入したので、端っこに輪っかを作る処理をしました。
農業って、とにかくモノを運ぶ、っていう作業が多いんですよね。だから、荷締めに使うロープは必需品。もちろん端っこは輪っかになってないといけません。
いや、ほんと農業ってモノを運んでばかりなんですよ。肥料を運ぶ、農機具を運ぶ、農業資材を運ぶ、収穫物を運ぶ。農作業の1/3は運搬作業だとか言われています。エネルギーベースでみたら、農作業の半分は運搬でしょうね。私は軽トラックが日本の農業を変えた立役者だと思いますが、それは農業の運搬をずいぶん楽にしてくれたからです。
昔の人は、手車(てぐるま)なんかでモノを運んでいたんですからね……。しかも舗装もされていない悪路を。今となってはとてもじゃないけど出来ませんね!
ところで、この、ロープに輪っかを作る技術のことをアイ・スプライスといいます。難しそうに見えますがやり方は単純で、しかもかなり強いんですよ。
このロープの前は綿ロープを使っていましたが、雨に濡れて徐々に痛んでくるので(綿のロープは2年半くらいでダメになってました)、今回初めて化繊のロープにしてみました。クレモナロープというものです(商品名)。綿の2倍くらいの強度があってしかも水に強いので、今回は長持ちしそうです。
というわけで、運ぶ農作業の新たな相棒です。
0 件のコメント:
コメントを投稿