もう2ヶ月前くらいのことになるんですが、大浦町のHさんの金柑ハウスを訪ねました。
ハウスの中では、このように大玉で美しい金柑がたわわに実っていました。この金柑、ブランド「きんかん春姫」として出荷されるものです。
あんまり知られていないですが、南さつまは金柑の産地なんですよ!
特にこの「きんかん春姫」というのは、ハウス栽培により樹上で完熟させた金柑で、糖度16度以上のL玉、外観も美しいものだけが認定されています。
訪問したHさんの選果を見ていたら、「えっ、これダメなの?」っていうくらい、美しい(ように見えるけどHさんには不十分な)金柑が「きんかん春姫」向けからハズされていました。実はHさん、選果が厳しい(つまり“自分に厳しい”)ことで有名です。私は自分に大甘なんで見習わないといけません。
でも「きんかん春姫」って、1キロで1000円以上する高級品ですからね。ブランドを維持していくには厳しさが求められるんでしょう。金柑っぽいえぐみや苦みがなく、生で食べて美味しいというすごい金柑ですから。甘煮にする加工用金柑の価格は、この5分の1くらいでしょうか?
ところで、なぜHさんの金柑ハウスを訪問したのかというと、そんな「きんかん春姫」(になるはずの金柑)を格安で分けてもらうためです(Hさんすいません!)。もちろん、南薩コンフィチュール「金柑とたんかん」の材料として。
本来はそのまま食べて十分美味しい金柑。ジャムにしちゃうなんてもったいない! のかもしれません。
でもでも、「南薩の田舎暮らし」ではこれまでいろいろな果物の農産加工に取り組んできましたが、結局「美味しいものを使わないと、美味しいものはできない」んですよね。
要は、安い加工用金柑を使うより、こっちの方が美味しくできます。しごく当たり前のことなんですけど。
この金柑と、うちで作っている無農薬・無化学肥料のタンカンを組み合わせて作られた「金柑とたんかん」のコンフィチュール。透明感のある味で美味しいんですよ!
あ、「美味しいものを使わないと、美味しいものはできない」と書きましたが、美味しい材料を使えばそれでいい、ってわけではないですからね! 美味しいものには、美味しいものに見合った丁寧な仕事ぶりが求められるというのもまた事実です。
というか、このコンフィチュール、「南薩の田舎暮らし」が製造しているコンフィチュールの中で、一番製造の手間が掛かっています。
【参考】
南薩コンフィチュール「金柑とたんかん」のレシピを紹介
※すっごく細かく書いてあります。
そんな南薩コンフィチュール「金柑とたんかん」なんですが、今のところ売れ行きがイマイチ…。というのは、私が忙しすぎて(主に「砂の祭典」関係で…)、イベント出店など営業活動・販売活動が例年のように出来ていない!(反省)
というわけでこれから販売強化月間を開始しようと思います! ゴールデンウィークも始まりますしね。
ぜひお試し下さいね!
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【南薩の田舎暮らし】南薩コンフィチュール「金柑とたんかん」
※店舗販売では、大浦ふるさとくじら館、にいななまる、天文館KENTA STOREにてお取扱いいただいております。
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