降りました、雪が。大雪が。
磯間嶽も雪化粧。一面の銀世界になっています。
2年ぶりですね。しかも降雪量は2年前よりも多いです。
しかし2年前の寒波・大雪は「何十年ぶり」という話だったのです。言う人でそれぞれ違いましたけど、20年から30年に一度の大雪、ということでした。それがまたなぜ2年後に来るんでしょう…?
気候の不安定化…なんでしょうか。
なお農作物(亜熱帯系の果樹=アボカドとか)にはけっこう被害があると思いますが、もうしょうがないですね。
そんな大雪の中、月に1度の「石蔵ブックカフェ」もやりました! 厳しい天候の中、お越し下さったみなさまありがとうございました。
いろんな店が急遽お休みになる中で、開催するかどうか迷いましたけど、結果的には開催してよかったと思います。まあ、お休みにしたところで、どうせ農作業もできませんしね。
ところでそんな「石蔵ブックカフェ」で、一冊の絵本に目が留まりました。
『うしかいと おりひめ』という七夕伝説の絵本で、絵を描いているのが丸木 俊さんという方。
この丸木さんという画家は、原爆投下直後の広島に入りその惨状に衝撃を受け、生涯原爆の絵を描き続けた人です。
この人の書いた絵本に『ひろしまのピカ』というのがあり、 これがまさに代表作かと思いますが、私にとって原爆といえばこの絵本だ、というくらい幼い頃に衝撃を受けた本です。あまりにも原爆が怖すぎて、この絵本を2度と開けなかったほどです。それどころか、背表紙が見えると原爆の恐怖が甦ってくるため、今だから言えますが、この絵本を見えない所に封印してしまったのでした。
それくらい、この丸木さんという方の描く原爆は、怖ろしく、胸に迫るものがあったのです。いや、正直言うと、いまでもあの絵本を開くのが怖いくらいなのです。
その方の描く、七夕伝説。
幼い頃の、トラウマといってよいほどの思い入れがある画家の絵でした…。(ちなみに、この絵本の絵は全然怖くなくて、非常に美しいものですので、誤解しないでくださいね)
しかしそんな感傷に浸っているヒマもなく、翌日は残雪の中ポンカンの収穫作業でした。
計画では1月10日頃収穫の予定が、天候不良で遅れてしまいましたので、雪の中の作業はいやですが断行です。
それに、もしかしたら積雪によって果実に痛みが入っているかもしれません。早く確認してみないとという気持ちもありました。今のところ、それほど被害はなさそうだという感じで一安心していますが…。
ちなみに、ポンカンと言えば大浦町のみなさんはほぼ収穫を終了している頃です。私が今の時期にノコノコ収穫しているのは樹上完熟にこだわっているためで、決して作業をサボっていたからではないのでその点誤解なきように!
そんな大雪も、やっと溶け始めたようです。
何か、別の場所に来てしまったような心地がした雪の2日間でした。
先日は有難うございました。松山です。
返信削除こんなに雪が降っていたのですね。南の方が降るという、珍しい事態。
農作物に被害が出ていなければ良いのですが。