7月のはじめから、柑橘類のテッポウムシ(ゴマダラカミキリ)防除をやっています。
このブログでもたびたび書いてきましたが、このテッポウムシという虫は、自然栽培だろうが無農薬栽培だろうが、柑橘栽培においては絶対にやっつけないといけない虫です。
この虫は、根元の樹皮の中に卵を産み付けて、それが樹皮の中を食い破りながら成長するので、放っておくと樹の中身がトンネルだらけになってしまい、アッと言う間に枯れてしまうんです。というか私も今まで何本も樹を枯らしてます…。
なお、私は無農薬で柑橘を作っていると標榜していますが、テッポウムシの防除だけは薬剤を散布しております。地域全体で共同防除をすることになっているので、自分だけ農薬をかけなかったら他の人に迷惑になるからです。ちなみに根元に散布するので、果実の方には一切農薬はかかっていません。
でも農薬をかけたら防除は終わりかっていうと、実は全然そうではありません。むしろそれから後の方が本番。
というのは、卵は樹皮の中に産み付けられるので、農薬では完全にやっつけることができないのと、農薬をかけた後にも、順次新しい卵が産み付けられていくからです。なので、私はこの時期、一日中這いつくばって、卵や幼虫を番線(ハリガネ)でプチプチつぶしていくわけです。
最初は卵や幼虫がどこにあるのか全くわからなかったのですが、今ではパッと見ただけで樹皮の中のどこに卵や幼虫がいるかほとんどわかります。なので、最初の頃に比べて作業効率は格段に上がりました!
ところが、今年は随分手間取っております。なぜか?
すっごく膝が痛いんです…(苦笑)
一日中這いつくばっているだけならたぶん大丈夫なんです。でも実際は移動するとき立ち上がるので、立ったり座ったりを繰り返します。これが、膝の関節にも筋肉にもものすごい負担…! 去年まではそんなにきつくなかったのになあ…。これがアラフォーの呪いというやつか。「ぐるぐる、ぐるぐる、グルコサミン」とか言ってる理由がわかりました(笑)
というわけで、ようやく一巡目の終わりが見えてきました。しばらくして、二巡目も行きたいと思います(でも思いの外時間がかかったので、二巡目ができるか怪しくなってきました…)。
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