2021年6月11日金曜日

古民家ブックカフェのために、道に花が植えられていた…!!

古民家ブックカフェの工事が着々と進んでいます。

いやー、大工さんの仕事って本当に早いですね! 工事が始まってからまだ2週間なんですが、もう大体の店舗の形が見えて来ました。床を貼って、壁もつくって、天井も貼って…、どんどん作業が進んでいくので驚きます。

一方、私の方はようやくクラウドファンディングのお礼状を出すことができました。本来は5月に出すべきものでしたがだいぶ遅れてしまいました。すみません…!

※今回出したのはポストカードの分です。コーヒーカップやコーヒーチケット、フォトブックの方はまだまだお待ちください!

ちなみになんで遅れたのかというと、データの整理がなかなか進まなかったのはもちろんのこと、一番の原因は住所ラベルを作るのにどうしてもWordの「差し込み印刷」ができなかったためです(トホホ…)。いつも使っているPCではどうしてもできなかったので、別のPCでやってみたらすんなりできました。意味が分かりません。

ところで、古民家ブックカフェの前の道に、花の苗が植わって来ています。近所のおじいちゃんおばあちゃんたちがせっせと植えていたので、「花を植えてくださってありがとうございまーす!」と声をかけたら、「ここにお店ができるっていうから、少しでもきれいにしたいと思って老人クラブのみんなで植えてます。お店が開くのを楽しみにしていますね〜!」とのこと。

なんと、うちのお店のために植えてくれていたんです…!!!

この道は、毎年花の苗を植える活動がされている道ではあるんですが、お店の前には人家がないので昨年まではこの区画にはお花は植えられていませんでした。それが、お店がオープンするということで、いつもは植えないこの区画にも植えることにしてくれたみたいです。ちなみにこの活動はどこからか補助金が出てるものではなく無償の奉仕活動です。しかも驚くべきことに、この老人クラブのみなさんと私たちには、直接の面識はない…!

店の前の道に、オープン前にもかかわらず花まで植えてもらうなんて、こんな店は全国でもないんじゃないかと思いました。本当にありがとうございます!!!

2021年6月2日水曜日

イノシシと土壌微生物の関係

笠沙の赤生木(あこうぎ)の柑橘園に草払いしに行ったら、とんでもなく地面が掘り返されていました。

無論、イノシシのしわざです。

写真の土が露出しているところは全てイノシシがほじくり返した跡で、本来は雑草で覆われているはずのところです。そして言うまでもなく元は、平坦な土地なのです。こんなにボッコボッコになってしまったのはイノシシのせい…。

このように圃場が穴だらけになってしまうと、機械で草払いすることができないので、穴を埋める必要があります。鍬一本で穴を塞ぐ作業をするのですが、えっちらおっちら、2日間かかってしまいました。ふーっ。

実は、この場所は2019年に借りてから、たびたびイノシシ被害を受けてきたところです。

【参考記事】私の方が闖入者、のようです。
https://nansatz-kurashi.blogspot.com/2019/05/blog-post.html

それで不思議なことに、隣の圃場(別の方が管理しているポンカン園)には全然イノシシが掘った跡がないのに、ここだけやたらとほじくり返しているんですよね。毎年。どうして?

穴を鍬で埋め戻しながら、たくさんのミミズが出てきましたので、どうやらこの圃場にはミミズが豊富でそれを食べにイノシシが来ているんだろうと思います。ではなぜここにはミミズが多いんでしょうか? 

それはおそらく、この圃場を管理するようになってまだ3年目ですので、土が出来上がっていないのです。

「なんで? ミミズが多いことはいいことじゃん」と思うかも知れませんが、実はそうでもありません。ミミズという生物は土壌の有機物を食べています。ミミズが多いのは土壌に有機物が豊富にある証拠ということです。もちろん、土壌に有機物が豊富にあるのは悪いことではありません。

しかし逆に言えば、それは有機物の分解速度が遅いということでもあります。有機物がなかなか分解されないから、ミミズの食料がいつまでも残っているのです。

私の経験では、土壌微生物が豊かな土地の場合、土壌の有機物は微生物によって速やかに分解されてしまうので意外とミミズは多くないのです。つまり、この圃場は土壌微生物が十分ではないためにミミズが多いんじゃないでしょうか。だからイノシシが来る。

私の柑橘管理は、基本的には無農薬・無肥料・機械除草です。それを続けることで、徐々に土壌微生物が豊かになっていく…と思っています(←確かめたわけではない)。そして、その結果ミミズが少なくなるのではないかと思っており、事実長く管理しているところは目立ったイノシシ被害は受けません。

そんな感じになるまで5年くらいかかるでしょうか。それまでは鍬で穴を埋め戻す作業が毎年必要になりそうです…。

2021年5月26日水曜日

古民家ブックカフェの改修工事が始まりました!

5月25日、ついに古民家ブックカフェの工事が始まりました!

工務店さんとの事前相談では、大工さんの手が空かないということで7月からという予定でした。しかし工事をお願いする工務店さん(craftaさん)は店舗建築がメインのため、コロナ禍で工事が減って時間的余裕できた…(←もちろんあまりいいことではない) ので、大工さんにお願いする前に工事が始まりました。

現場を見てはいなかったのですが、初日に、部屋の仕切りなんかをパパっと取っちゃったみたいなので、「やっぱりプロの仕事は早いなあ!」とびっくりしました。私がやったら「ここは切ってもいい部分かな? ここは壊しても大丈夫かな?」といちいち迷って全然作業が進まなさそうです(笑)

設計図は、今のところこんな感じです。「今のところ」というのは、工務店さんの方も「やりながら考えていきましょう!」と言ってくださっているからです。予算がそんなにないので大きく変わることはないと思いますが…。

先日は、本を寄贈したいという方の本の受け取りに行きました。本の寄贈は、基本的に店舗ができて本棚が設置されてからということにしているのですが、今回は先方の都合ではやく取りに来てほしいということだったので伺いました。

そしたら、大変素晴らしい本をたくさんいただくことができました。みなさんの手にとっていただける日が楽しみです。

ところで、クラウドファンディングについては、本当は5月中にお礼状を出す予定だったのですが、そんなこんなでいろいろ忙しく、また事務上のアレコレがなかなかうまくいかなくてまだ出せていません。すみません…! 

工事のみなさんも頑張ってくださるので、私もできることをやっていかないといけません。というわけで、とりあえず可及的速やかにお礼状を出したいと思います!


2021年5月15日土曜日

梅雨入りは観測史上2番目の早さ。雨の中田んぼの草取り。

まだ5月中旬だというのに、早くも梅雨入りです。

鹿児島気象台によると、九州南部の梅雨入りは5月11日で、観測史上2番目の早さだそうです。どうなってるの、最近の気候は…。

こんなに早い梅雨入りだと、農作物への被害が心配です。特に現在生育中のかぼちゃ。かぼちゃって割と乾燥した気候が原産地の作物なので、雨が続くと収穫する前に腐っちゃうこともあるんです。降雨量が少ないか、早く梅雨明けしてくれるのを祈るのみです。

一方、田んぼに関しては、最近水が少なかったので、とりあえず水の心配はしなくてよくなりました。ところが、今の時期はちょうど田の草取りの時期なので、雨の中草取りをすることになります。

今時、手で田の草取りをする人も少ないのですが、私は数年前から「時間はかかるけど、手で取るのが一番確実だ」という考えで意地になって草取りをするようになりました。今年は田んぼが少し増えたので、約6反(60a)を独りで草取りします。

特に今年から作るようになった田んぼは、例年草だらけになっていた田んぼなので警戒していました。そして案の定、草だらけになっていきました。

「これは今の時期取らないと大変なことになる!」

というわけで、雨の中でしたが、延々、田の草取りをしました。そしてなんとか問題の1枚を終えることができました。ふー、よかった。

それにしても、日本で水田稲作が主要農業の地位を占めるようになったのは、草取りのしやすさが大きな要因だったような気がします。6反の田んぼを独りで草取りするのは不可能ではありませんが、6反の畑を草取りしなさいと言われたら「無理!!」と即答します。畑の草取りは労力が桁違いに大きいですから。

もちろん水田稲作が広まったのは政策的な部分が大きかった(←古代の頃から、国家は水田稲作を強制してきた)のですが、やはり気候風土に合っていたから水田稲作が持続したんだと思います。特に日本の高温多湿な気候では、夏季の農業の一番のキモは雑草対策になりますので、比較的草取りがしやすい水田は合理的なのです。

とはいえ、大変なのは大変です。しかも、こんな大変な作業をしても、お米の値段はそんなに変わらないのがもっと大変な点…(苦笑)

長梅雨だと日照不足になって収量も悪くなり、ただでさえ少ない収入がさらに少なくなってしまいます。とにかく早く梅雨明けして欲しいですね。

2021年4月14日水曜日

予想外に手間取った「庭の片付け会」

4月14日(水)、空き家の庭の片付け会を行いました。「古民家ブックカフェプロジェクト」の記念すべき初回イベントです。

【参考】庭の片付け会(古民家ブックカフェPJ vol.1)
https://www.facebook.com/events/951766488990952

といっても、内容は木の伐採とゴミの片付け、しかも一人でやってもそれほど大変ではない内容。…というわけで、友人を一人誘って二人で作業しました。

まずは作業前の様子をご覧ください。

こちらが奥の方にある庭の様子。ここは駐車場になる予定です。わかりにくいですが、樹が数本立っていて、それからところどころにコンクリの流し台などちょっとしたものが置いてあります。

実はここに以前、藁葺きの本宅があったようです。なので地面にはその頃の名残の基礎石とかいろいろあります。コンクリの流し台も、昔の藁葺き本宅の中の流しだったようです。

こちらは玄関側の様子。ツツジの花が咲いていてきれいなのですがこれも伐採します。理由は、第1にここにある木が家に近すぎて雨樋に落ち葉が溜まってしまい、雨樋がすぐに詰まってしまうこと。第2に、工事車両を通し、庭側を駐車場にするために敷地内への入り口の幅を広くする必要があるためです。

というわけで、2時間半もあれば終わるだろう、とタカをくくっていました。しかしやってみると…。

まず大量に出てきたのが畜産波板(=畜波、ポリカ波板、タキロン(メーカー名))!

地面がペコペコするので掘ってみたら、土の中に埋まっていました。なんでこんなにたくさんの畜波が埋まってるんだろう、鶏小屋でもあったのかな〜、と思っていました。

しかしこれをどんどん掘り出してみると、怪しげな四角い穴を発見。この穴を塞ぐためにこれが使われていたようです。じゃあその穴はなんなのか?

うまく写真が撮れなかったので載せませんが、90cm四方で深さも90cmくらいの半地下室のコンクリで作られた小部屋でした。謎です…!

そこに近所のおじいさんがちょうど来てくれて、「ここのお家は、昔鍛冶屋だった。ちょうどこのあたりに鍛冶の小屋があった」と教えてくれました。つまり鍛冶に使うなんらかの設備と思われます。しかし何のための設備なのかいまいち不明です。

これは、コンクリで作られたフネですが、たぶんこれも鍛冶の設備。おそらくは水を溜めて、鍛鉄したものを急冷するためのフネじゃないかと思います。鍛冶屋だったという情報によってここにある不思議な遺物の意味がわかってきました。

その後も、大量の肥料袋が出土するなど、ゴミは想像以上に埋まっていました。庭の一角がゴミ置き場みたいになっていたようです。

そんな中で回収に一番苦労したのがこちら!

網です…! 一体何のために使っていた網なのかさっぱりわかりません。農業用品ではないような。かなり大きくて、家一軒くらいはスッポリと包むことができるくらいのサイズがありそうです。網に木の根などが絡まっていたので「出土」するのに苦労しました。

ちなみに、これを掘り出すために枯葉や腐った木の堆積したところを掘ったのですが、「こんないい土見たことない」っていうくらい豊かな土でした。そこにいたカブトムシの幼虫が、どでかくて日本の虫じゃないサイズでした。こういう土で農業したいものですね(笑)

…そんなわけで、木の伐採はそれほど大変ではなかったのですが、ゴミが次から次に出てきて、片付けに丸一日かかってしまいました。

これが出てきた甕やら壺やら、瓦やら、庭に放置されていたいろいろです。

ゴミの方は軽トラ一杯分ありました。これは一般ゴミではとても出せないものばかりなので、農業用の廃棄物処理ボックスに入れて処分します。

というわけで掃除後はこちら…! といっても、写真で見るとよくわからないですね。

実際に見てみると、すごく明るくなって、すっきりとしています。気持ちいいですね!

入り口側の方は、ちょっと殺風景になってしまいました。ここは工事が終わったら、何か木を植えて雰囲気をよくしたいと思っています。

ということで、予定では午前中で終了だったのが、結局夕方までかかってしまいました。これだから古民家の片付けは読めませんね〜。家の中の片付けも約1年かかりましたしね。

これから、庭の外構工事などが入って駐車場を造成します(これは工務店にお願いしているので自分でやるわけではありません)。今まで駐車場がなくて常に路駐でしたが、これで敷地内に車を駐められるようになります。

家の方の工事は7月以降になる見込です。お楽しみに!!

2021年4月9日金曜日

田植えが終わりました!

おかげさまで、田植えが終わりました!

4月6日までクラウドファンディングに挑戦していたのですが、日中はほとんど例年のとおりの農作業を行っており、特にこの1週間は田んぼの準備でした。

とりあえず大きなトラブルなく田植えが終えられたので一安心です。

今年は、田んぼが1枚増えました。今まで作っていたところの隣に、約1反(10a)の田んぼを借りることになりました。

増えた田んぼは、久保前という小字(こあざ)のところにあります。

ここは、とても水が少なくて苦労するところです。例年、水が切れて田んぼがひび割れだらけになります。そのため、びっくりするほど収量が少ないです。まさに「労多くして益少なし」のところ。しっかり基盤整備された長方形の田んぼなので形は最高なのですが…(笑)

そんなわけで私も「ここを作りたい!」と思って借りたわけではないですが、以前耕作されていた方がもう手を引くというので、隣の私が作ることになりました。

まあ、立地的には悪くない(むしろとてもいい場所)ですし、収量の悪さは私がほぼ無肥料で作ってるせいもあるので、慣行の管理をすればそこまで悪くない条件の田んぼだと思います。だから仮に私が作らなくても荒れることはない田んぼではあります。

とはいえ、隣の私が作るのが最も合理的なので作ることにしました。畦を壊せば1枚にして管理できますしね。

しかし田植え直後(というより直前)から、既に水が抜けていっている気配です。「水が少なくて苦労する」と書きましたが、「水が堪らなくて苦労する」もあるんです。水が少ない上に水が堪らない。そうすると、何をやってもうまくいきません。

田んぼは本当に水が一番大事だなって思います。

これから7月までの4ヶ月間、ちょうどよく雨が降って水が入っていて欲しいです(他力本願ですけど、こればかりは祈るほかない)。

2021年4月7日水曜日

「古民家ブックカフェ」のクラウドファンディング大成功! ありがとうございました!

「古民家ブックカフェ」のクラウドファンディング、終了しました!

結果は、目標以上に達成です! 上のサイトだと172万円になっていますが、この他に現金で持ってきてくださった分や、銀行振込の分があるので足し合わせると244万円となり、目標の200万円を大きく超える結果となりました。

本当にありがとうございました!

多くの知り合いが協力してくれ、またネット上でしか知らない人もたくさん協力してくれました。さらに、南さつま市や大浦町出身の方、南さつま市役所の職員のみなさんなど、地元ゆかりのみなさんが力を貸してくださいました。支援者数は、クラウドとリアル合わせて285人にのぼりました。

正直なところ、200万円は集まらないかもしれない、と思っていました。というのは、クラウドファンディングのプロジェクトって、何人かがチームになってやることが多いわけです。例えばチームが5人だったら、5人の人脈から支援の輪が広がっていきます。

しかしこのプロジェクトはチームでやっているものではないので、私(+家族)の人脈でしか拡散していきません。となると、どうしても広がりが弱くならざるをえない。

そんなことで、不特定多数の人に訴えかけるメディア作戦に力を入れました。具体的にやったのは次の通りです。

3月4日 MBCラジオ「ゆうぐれエクスプレス」に出演
3月5日 @Press にてプレスリリース (農業協同組合新聞をはじめいくつかのサイトで記事化される)
3月11日 南日本新聞に記事が掲載
築60年の空き家、ブックカフェに 「書店ない地域に文化拠点を」 改修へCF募集 南さつま市大浦
3月18日 南日本新聞の【かお】コーナーに掲載
3月21日 朝日新聞鹿児島版に記事が掲載
今秋にも誕生、南さつま市の窪さんCFで改修費募る|朝日新聞デジタル
3月23日 KKBの夕方のニュース番組にて放映。
3月27日・4月3日 MBCラジオ「people's」にて2回にわたって出演

もちろん、「メディア作戦に力を入れた」といっても、自分の方から出してくれとお願いして出られるものでもないので、いろんなご縁で出演の機会をいただきました。取り上げていただいて本当にありがとうございました!

ちなみに、メディアに露出しても目に見えて支援が増えるということはありませんでした(ちょっと意外でした)。しかし地元認知度はグンと高まりますし、支援の裾野を広げる効果(「頑張ってるね!」みたいな応援も含めて)が大きかったです。

ですが、メディアへの売名ともいえる露出(←自分で言う)が功を奏してか、支援がジワジワと増えていったのが今回のクラウドファンディングの特徴です。

実は、クラウドファンディングは始めと終わりの5日間に支援が集中するんだそうです。そしてそれ以外の期間は「中だるみ」で、ほとんど支援は増えない…のが通常らしい。

しかし今回のプロジェクトでは、「中だるみ」は全くありませんでした。

始めの5日間に支援が集中したということもないですが、地道に支援が集まっていきました。これは知り合いがSNSで拡散してくれた効果ではないかと思っています。その材料としてもメディア露出には意味があったと思います(特に新聞記事がシェアされやすいように思いました)。

だから、メディアの露出はどちらかというと間接的な効果で、たくさんの支援が集まったのは、このプロジェクトを理解し応援してくれた方のお陰です。

そして、実際に支援して下さった方の多くが応援メッセージをつけてくださいました。やっぱりそういうのも支援の輪が広がるのに大きな意味があったと思います。

この厳しい時代になけなしのお金を出して頂いた全ての方に大感謝です。ホントにホントにありがとうございました!!!

ここからは、お店を作っていくいろいろなことが動き出します! 返礼品の準備もしないといけません。プロジェクトの進行については、順次このブログでご報告していきたいと思います。

引き続きよろしくお願いいたします!