2015年6月23日火曜日

かぼちゃの雨被害

かぼちゃの収穫が終わりました。雨の中…。

雨、雨、雨、本当に雨ばっかりですね。しかも霖雨である上に驟雨でもあり、降雨量が半端ではないです。

6月1日から20日の積算降雨量は、834mmにも達しています(観測地点:加世田)。加世田の年間降雨量は約2300mmなので、一年分の1/3くらいの雨がたった20日間に降ったということですね。怖ろしい…。

この雨で、ここまで順調に育ってきた(はずの)かぼちゃの品質が急激に落ちました。

まず、雨もそうなんですが風が強かったので梅雨の初めの方で葉っぱがかなり吹き飛ばされてしまいました。葉っぱがなくなってしまうとそれ以上の栄養がかぼちゃの実に充実しないので当然ながら品質が低下します。

そしてこの雨! かぼちゃはどちらかというと乾燥したところの植物なので雨には弱いです。あんまり雨がひどいとなったまま腐ってしまいます。たぶんコンテナ10個分くらい腐れました。そしてなぜか大きくて立派なかぼちゃから腐るんですよね。不思議です。

また、腐ってはいないものも、この写真の様に内側からキズになっているのがものすごく多いです。これの原因はよくわからないのですが、おそらく病気などではなく生理現象で、過剰な水分による実の肥大でメロンと同じように外皮が割れたのだと思います。もちろん普通に生育していればこのようなことは起こらないし、メロンと違ってこうなると商品価値が著しく落ちます。雨が多いとこうなるのが目に見えて増えるので、これも長雨のせいかと推測しています。

そういうわけで、今年の春かぼちゃは着果〜肥大のステージまでは順調に来ていましたが、収穫前最後の2週間で急激に品質が低下してしまいました。毎年、特に品質のよい2kgのかぼちゃを「南薩の田舎暮らし」で販売してきましたが、このような事情から今季は販売を取りやめることにします(本当にいい品が少ないです)。毎年買ってくれていた人もいる中で申し訳ないですし、私自身すごく残念ですが、ご理解のほどお願いいたします。

(f)

0 件のコメント:

コメントを投稿