2015年2月26日木曜日

お客様からの声「キリッとした酸味」!

先月は「ポンカン」、今月半ばからは「しらぬい」、そしてもうすぐ「タンカン」の発送作業が開始します。倉庫の中は、柑橘でいっぱいです。収穫して発送して、収穫して発送して…の繰り返しですね。

発送作業は、正直面倒です。送り状作成、梱包、納品書封入、送り状の貼り付け、出荷…。A-Zかわなべさんにも納品させてもらっていますが、そういう「一気に納品」するのと比べると何倍も手間がかかります。しかも、(これは私の値段設定ミスなのかもしれませんが)ネットショップでの発送販売は利益率も低いんですよね…。

でも、発送だとネットショップのお客さんからの反応がダイレクトに分かるのが嬉しいです。ネットショップの運営をしてみてちょっと驚いたのは、「今日届きました! とっても美味しいです。ありがとうございました!」みたいなメールをくれる人がけっこういるってことなんですよね。もちろん面識ない人です。この頃、リアルな店舗で買うときも店員さんに挨拶しない人が多いように感じていますが、まだまだ日本も捨てたもんじゃないです。

先日も、「しらぬい」をご購入いただいたお客様からこんなメールをもらいました(紹介可の確認をもらいました)。

先週末に送っていただいたしらぬいを受領しました。

さっそく家族でいただいたのですが、驚くべきはその果皮の固さ!いつもこちらで買い求めているデコポンは温州ミカンのように手でやすやすと皮を剥けるはずですが、このしらぬいはナイフの手を借りねばならないほどに硬くまたゴツゴツと荒れた肌をしていて、こうも違うのかとびっくりしました。果肉も小さな粒つぶのひとつひとつにしっかり密度があって、みずみずしいながらも力強さを感じさせられ、しっかり噛んで味わいました。そして、何と言っても期待していたお味。酸っぱいですねえ、舌の上に乗せた途端、嬉しくてニヤニヤしてしまいました(笑) これくらいのキリッとした酸味を切望していたので大満足です!

丈夫な皮に守られて、当分の間は新鮮なままでいてくれそうなので、楽しみにちょっとずついただくつもりです。この度は美味しい果物をお送りいただき、ありがとうございました!

本当に、こうしてわざわざメールをしていただけることに感謝です。正直言って、いろいろ至らない点もあると思いますが、まだクレーム的なメールはありません。すごくお客さんに恵まれていると思います。

みなさんありがとうございます! これからもよろしくお願いいたします。

2015年1月8日木曜日

”A-Zかわなべ”へポンカンを出荷

みなさん、明けましておめでとうございます! みなさんのお陰で「南薩の田舎暮らし」も新年を迎えることができました。今年もよろしくお願いいたします。

さて、うちのメイン商品の一つである「無農薬・無化学肥料のポンカン」を"A-Zかわなべ"が取り扱ってくれることになりました!

というわけで、今日は川辺まで納品に行ってきました。普段はチマチマ売っているポンカンを一挙に48箱も納入です。ちなみに9.5kg入りなので、全部で456kg。結構な量だと思いませんか?

というわけで、A-Zかわなべにあるポンカンは、現在「南薩の田舎暮らし」のものですので、是非買って下さい! 456kgというと個人で納入するにはかなりの量ですが、ショッピングセンターの規模を考えると僅かですから、すぐなくなるかもしれません…。

というか、すぐなくなって欲しいです。もし売れなかったら次に繋がらないので…。今回の納入は委託販売(売れなかったら返品される)ではなくて向こうの買取なので、もし売れ行きが悪かったら今度は納入させてもらえなくなる(あるいは単価を下げられる)かもしれません。

そういうわけで、皆さんA-Zかわなべに置いてあるポンカンを買って下さいね!(大事なことなので2度言いました)

といっても、A-Zの店舗で「南薩の田舎暮らし」の名前が出るのかどうかはよくわかりません。うちはあくまでも納入業者なので、それをどう売るのかはA-Zさんの自由です。単価もどれくらいになるんでしょうか。もしかしたら、他のポンカンと混ぜて売られる可能性だってあるわけですよね…。

でも、無農薬・無化学肥料のポンカンなんてそんなにはないと思います。今(1月中旬)A-Zかわなべで「無農薬・無化学肥料」のポンカンを見かけたら「南薩の田舎暮らし」のものだと思って間違いはないはずです!

2014年12月29日月曜日

年末、出店ラッシュでした!

今年ももうあと2日なんですね……。毎年何もしないうちに1年が終わってしまうような気がします。

でも12月は忙しかったです。何しろ、「南薩の田舎暮らし」が様々なところに出店しましたので。

どんなところに出没したかというと…

まずは加世田「歳の市」です。12月20日、21日にありました(出店は20日のみでした)。

うわー、暗い写真ですね。当日は朝から小雨が降るような天気で、人出はかなり少なかったです。正直、売り上げの方もイマイチでした。テキ屋さんもたくさん来ていましたが、多分赤字だったでしょうね…。

しかしこの「歳の市」、160年くらい歴史がある市だそうです。数十年前は、この市で正月のものが全て揃ったらしいですね。

次にその翌日のたゆカフェの「ゆったり市場」。

いやー、これも人が少なかったですね。この日は加世田「歳の市」の方が人出があったみたいですから、そっちの方に出店すればよかったな…と後から思いました(たゆカフェの方、勝手なこと言ってすいません)。

でも「ゆったり市場」は前からお世話になっていますし、ここ暫く商品がなかったり都合が悪かったりで出店できていなかったので、久しぶりに出店できてよかったです。でも次回はもっと多くの方に来てもらいたいです!

次に、ドルフィンポートで行われた「Favori Marche」というハンドメイドのイベントに12月23日に出店させてもらいました。

ここでは、なんとうちの隣が「西垂水養蜂園」でした! 知覧にある蜂蜜生産者さんです。ここの蜂蜜は、うちもコンフィチュールづくりに使ったことがあるんですよね。同じ南薩仲間ということで心強かったです。

そして、西垂水養蜂園さんの跡取り(?)さんが大学生なのですが、この方がすごく元気に売られていて、若いパワーを頼もしく思いました。私たちも頑張らないといけないです。

最後が、12月25日に地元大浦であった「ふれあい市場」です。

これは「市場」といっても、エーコープ(JA系列のスーパー)の駐車場の一隅で、JAがポンカンその他を販売するのと、地元の加工組合が加工品を売るのと、それから私たちだけという寂しい市なのですが、これはかつて大浦でも行われていた「歳の市」の名残なんだそうです。

かつては大浦でも歳の市が開かれ、木連口の通りはお店で埋まったとか。いつからその市がなくなったのかはよくわかりませんが、その名残として、大浦の農協が12月25日という平日にこういうイベントをやっているわけですね。JAとしても赤字のイベントみたいですけど、こういう取り組みを細々とでも続けるのには頭が下がります。

正直に言うと、全体としては売り上げはさほどでもなかったのですが、Facebookのお知らせを見て来てくれた人がいたり、「あなたが窪さん?」と声を掛けてくれる人がいたり、皆さんの応援が嬉しかったです。

振り返ってみて、事前のお知らせが不十分だったことが心残りでした。Facebookやブログに投稿するというそれだけのことも、なかなか出来ていないことは反省です。

今年も多くの人にお世話になり、なんとか「南薩の田舎暮らし」を続けられています。ありがとうございました。来年もよろしくお願いいたします。よいお年をお迎え下さい。

2014年12月24日水曜日

かぼちゃの収穫

もう収穫から2週間以上経ってしまいましたが、先日かぼちゃを収穫しました。

以前ブログに書いたとおり、台風被害を受けたため収量がさんざんなことに…。本来は200ケースくらいいく予定が、たったの100ケースしか出荷できなかったのです。

その上、1kg以下の小玉サイズのかぼちゃ(言うまでもなく二束三文)が多かったですね。さらに、原因は明確には分からないのですが、病気や虫害によるキズものもかなりありました。

普段は、2kgサイズ(もっとも美味しい)が中心に採れるのですが、今回2kgサイズがたったの5ケース(!)しか採れませんでした。ネットショップでも販売することにしましたが、ほとんどないに等しいです。すいません。

>>南薩かぼちゃ(1玉2kg)

かぼちゃ不足は全国的な傾向らしく、北海道も不作らしいですし、海外産も少ないようです(円安の影響なんでしょうか?)。そのためかぼちゃの価格もかなり高くなっていて、都市部では小玉サイズで600円くらいするという話も聞きます。こういう時に豊作だとおいしかったんですけどね…。

ところで、今回3種類のかぼちゃを作ってみたんです。

第1にいつも通りの「加世田のかぼちゃ」。要するに「えびすかぼちゃ」で、これは農協出荷用です。

第2に、「えびすかぼちゃ」を無農薬・無肥料で栽培したもの。

第3に、「九重栗かぼちゃ」という栗かぼちゃを同じく無農薬・無肥料で栽培したものです。

無農薬はともかく、かぼちゃを無肥料で作るのは多分珍しいと思いますよ。かぼちゃのような果菜類(実を食べる野菜)は、無肥料だとなかなか大きくならないといわれていますので。

今回無農薬で作ってみたところ、確かに肥料がないと大きくならないですね。でも葉っぱは立派に繁りました。葉物野菜なんかは無肥料でもかなり収穫できると聞きますが、確かにそのようです(というより、葉物野菜の場合は無肥料が理想のような気がします)。

普通、葉っぱが立派に繁ると実も大きく立派になるのですが、どうしてかそうはなりませんでした。葉っぱは立派なのに実は大きくならないというのが不思議です。

その代わり、実がしまっていて、ずっしりと重い感じになりました。約30m一畝分つくって、たったのコンテナ1ケースしか収穫できなかったので自分では味見していないのですが、味の方は美味しそうな気がします。

そして、「九重栗かぼちゃ」は、栗系かぼちゃの最高峰の一つとされている品種です。今回、台風被害もあってこちらもマトモに出来ていないのであくまで試作品を食べた段階ですが、ホクホクしているだけでなくて、けっこうフルーティな味わいがあるかぼちゃですね。

前書いたとおり、着果(実がつく)率がものすごく低くて、商売で栽培するにはかなり難しい品種かなと思いますが、希少性はあるので新春にまた懲りずに植えてみたいと思います。

2014年12月19日金曜日

薩南製糖の砂糖いいですよ!

南薩の田舎暮らしでは各種のジャムを作っているわけですが、そのジャムの砂糖はほとんど全て「薩南製糖」から仕入れています。

薩南製糖は、枕崎にある製糖会社です。沖縄、奄美から仕入れた砂糖の原料(粗糖)を精製して各種の砂糖を作っています。ここの含蜜糖は本当に美味しくて、そのままペロペロなめたいくらいです。特にコーヒーに入れて牛乳を入れれば、美味しい「黒糖ミルク珈琲」ができちゃいます。

薩南製糖が販売している砂糖は、種類がたくさんあります。砂糖には、黒砂糖など糖蜜を分離していない黒っぽい砂糖と、糖蜜を分離して精製した白っぽい砂糖があるんですが、ここから黒、ここから白、というようなものではなくて、その中間にグラデーションがあるんです。白い砂糖の中でもクリーム色をした砂糖もありますし。

そこで難しいのが原材料表示! お客さんの中にはどのような砂糖が使われているのか気にしている方も多いです。最近は、白砂糖は体に悪いとかいう人もいるので、私たちも使っている砂糖をちゃんとお伝えしたいと思っているのですが、正直JAS(日本農林規格)に則って書くと黒と白の間の部分が全然伝わりません。規格上は白と黒がキッチリ分かれているので…。

例えば、現在販売中のジンジャージャムの場合、「島砂糖」という商品を使っていて、これは国内原料100%(鹿児島・沖縄産)のサトウキビから作られた「きなこ色」の砂糖です。でもこれ、JASに則って書くと単に「砂糖」なんですよね…(糖蜜が除かれているため)。これじゃ普通の廉価な白砂糖を使っていると誤解されてしまうかもしれません。

そもそも原材料表示は、中身に何が使われているか消費者へ伝えるものなのに、杓子定規にJASに従ってよくわからなくなるのは本末顚倒な気がします。

そこで、私たちのジンジャージャムでは、これから砂糖の原材料表示は「島砂糖」とすることにしました。これは薩南製糖がつけている商品名なんですが、これが一番わかりやすいという考えです。

その他、商品毎にいろんな砂糖を使っています。どんな砂糖を使うかで結構味や見た目が変わるんですよね。ジャムにグラニュー糖を使うとコクはないけど色が鮮やかになりますし、黒糖を使うと芳醇な味わいになりますが色はくすみます。そのあたりのバランスを見ながら砂糖を選んでいます。

先日、薩南製糖に砂糖を仕入れに行ったら、「この前いただいたジャム、美味しかったですよ!」と声を掛けて頂きました! 覚えていてくれたんですね。嬉しかったです。何かお土産を持っていけばよかったと後悔しました。いつもお世話になっております!

2014年11月5日水曜日

「珈琲を飲む会」のプチマルシェ出店者募集します!


11月23日(勤労感謝の日)に「南薩の田舎暮らし」主催で「海の見える美術館で珈琲を飲む会」を開催いたします!

既にホームページやFacebookなどでお知らせしている通り、絶景の笠沙美術館を借り切って、壮大な眺めを見ながらコーヒーを飲み、ゆるりと楽しもうというイベントなのですが、そこでちょっとしたマルシェ的なものも開催する予定です。

もちろん「南薩の田舎暮らし」はコーヒーにぴったりのスコーン(いつもは「紅茶にぴったり」って言って売っているんですけどね!)などなどを販売しますし、今回なんと知る人ぞ知る「ZAKCAR」さんにも出店していただけることになりました!

「ZAKCAR」は、加世田にあるオート・エスという自動車販売・修理の会社がやっているお店で、ごくたまーにしか見られないんです。車に関する雑貨を扱っていて、例えば本格的な車のおもちゃとかホントかわいいです。なんか「所さんの世田谷ベース」の世界みたいですよ!

……なんですが、まだ飲食店の出店申込がありません。いろいろ声は掛けたんですけど、同日に「かわなべ森の学校」で「モノ作りたちによる収穫祭」というイベントがあって、知っている出張販売の人たちが軒並みそっちに出るという事情もあり…。

というわけで、こういうのをWEBで呼びかけても難しいというのはよく承知していますが、マルシェ出店ご希望の方を大募集いたします!

こちらの希望としては、「コーヒーに合うお店であること」、それだけです! でも本音はパン屋さんに来てもらいたいです。何しろ自分たちの昼食を準備しなくて済むので!

出店ご希望の方はこちらのページにあるメールアドレスまでご連絡下さい。特に期限は設けませんが早めにいただけるとありがたいです。なお出店料は500円以下(検討中)。出店スペースは概ね3m×3mで電源は豊富にあります。出店場所はパティオ(中庭)または駐車場(ワゴンでの販売等)。

よろしくお願いいたします!

2014年10月25日土曜日

思うようにはいきませんが

世間はすっかりハロウィンですね!

というわけでうちのかぼちゃの近況報告を…。ハロウィンというとかぼちゃの収穫祭みたいな趣がありますが、うちのかぼちゃの収穫はまだまだ先です。南薩の夏は暑すぎてかぼちゃの栽培には向かないので、秋植えかぼちゃの収穫は12月になります。

そのかぼちゃですが、晩夏に2回も台風がきてしまい、かなりの被害を受けてしまいました…。今年は生育がかなり良好で、収量も相当多いのではないかと期待していたので正直ガックリきています。

ただ、もちろん収穫がゼロになるわけではないのでご安心を。

ところで、今年の秋は「九重栗かぼちゃ」というのも試験栽培で100株ほど植えてみました。これは、とにかくホックホクしていてめちゃくちゃに美味いという評判のかぼちゃです。そんなに高く売られているかぼちゃではないのですが、そんなに美味いなら作ってみたいと思い植えました。

が…、葉っぱはどこに出しても恥ずかしくないくらい素晴らしいものができて、これは収穫が期待できるぞと意気込んでいたところ、なぜか実がつかないという現象が発生…。どうしてなんでしょうね? 原因は不明ですが、秋植えだとこのかぼちゃには温度が足りなかったのかもしれません。

約100株で、たったの5個くらいしかかぼちゃの実がつきませんでした。こちらもガッカリです。でも来年春植えでまた試してみたいと思います。年に2回かぼちゃの栽培ができるのが南薩のいいところですね!

農業はなかなか思うとおりにはいきませんが、自然相手の面白さもあります。とはいえ、台風だけは来ないで欲しいですね。台風には勝てません。