2015年12月21日月曜日

無農薬とか本当はいいたくないんですが

大浦ふるさとくじら館に、大根や高菜の出荷を始めました! といっても、家庭菜園に毛が生えたような小規模の畑で作っているのでちょっとの間だけですが…。

それで、一応無農薬・無化学肥料でつくっているものなので、簡単なシールを貼って表示することにしました。でもこれが、なんだか悩ましい。

なんかこういう「無農薬ですよ!」というアピールをすると、そのつもりがなくても「農薬は悪いものだ」「慣行農法はよくない」みたいな雰囲気が醸し出されますよねえ。それは、周りの出荷者のお野菜や農法を批判していることになるので、気分がよくありません。

私自身、かぼちゃの栽培では農薬を使っているわけで、別に慣行農法に対して敵意はないのでなおさらです。農薬だって、適正に使用すれば問題はないものですし、肥料も化学肥料だって節度をもって使えばよいと思います。なのにこのシールを貼ると、なんだかアンチ農薬、アンチ化学肥料派みたいな感じがするじゃないですか。

それから、無化学肥料はともかくとして、無農薬は家庭菜園レベルではそんなに珍しいことでもないので、敢えてアピールするのが気恥ずかしいというのもありますね…。わざわざシール貼ってアピールするほどのことじゃないでしょうね。

でもそういうモヤモヤした思いをしながらも、やっぱりシールを貼ることにしたのは、できれば無農薬の野菜がいい、という人が少数ながらいると思うので、そういう人たちのお役に立てればよいかな…、というところです。

ちなみに、無農薬・無化学肥料だからといって、他の方が出荷されている大根や高菜と大きく値段が違うことはないと思います。大根は1本100円、高菜は1束70円で出しています。こういうつくりやすい野菜は、本当に薄利ですよねー…。

ついでにいうと、無化学肥料というか、実は肥料自体を入れていないんですよね。これまでの経験では大根や高菜は肥料ない方がよく出来るような気がします。肥料があるとすぐに大きくなりすぎて出荷時期を逸してしまうし、無肥料に適した野菜なんじゃないでしょうか。

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