2020年9月14日月曜日

台風10号被害

アボカド
台風10号、すごい台風でした…。

しかし、報道等でさんざん脅されていた(?)ので、かつてないほどの対策をしていました。雨戸がない窓には板やコンパネを打ち付け、飛びそうなものは全て片付け、万全の体制で臨んだ台風でした。今回はみなさんがそんな感じでした。

実際の台風は事前の予想ほど常識外れの勢力では接近しなかったですし(それでも十分強い勢力!)、万全の対策を行っていたおかげで、家や倉庫、加工所などの家屋にはほとんど全く被害がありませんでした! よかった〜!! 大浦町全体を見ても、それほど大きな被害はなさそうでした。一安心。

もしかしたら潰滅するんじゃないか…? と思っていた植え付け直後のかぼちゃについても、防風のためパスライトという不織布でしっかり養生していたので、意外と被害はありませんでした。

でも、やはり無被害というわけにはいきません…。特に被害が大きかったのは果樹関係です。

まず、アボカドの一番大きな樹が完全に倒伏してしまいました。この樹、数年前の台風で一度倒れながら、持ち直して今では一番大きくなっていたやつでした。

アボカド自体、なかなかうまくいってなくて、これは数少ないちゃんと成長している樹だったので悲しいです。この樹はもう起こすことができないほど大きいし、根っこから浮いているのでダメかもしれません。

ブンタン
次は、ブンタンです。

ブンタンは、数年前植えたものが大きく成長し、今季が初の本格的収穫を迎えようとしていたところです。

でも結構倒れてしまい、倒れていないやつも、半分くらい実が落ちてしまいました…。もちろん倒伏防止のため、太い杭を打って固定していたのですが…。

実は、ブンタンは柑橘の中では防風林になるくらい風に強い方です。でも今ちょうど倒れやすい成長段階(葉っぱはたくさん繁っているのに幹はまだ細い時期)だったのがよくなかったです。

タンカンに倒れてきた木

タンカンは、一本も倒れなかったのですが、横の山の方からドングリの大木が倒れてきて、ちょうどそこにあるタンカンの樹を直撃。

こんな大きな樹が倒れるとはビックリです。どうやら、このドングリの木、中が腐ってウロになっていたみたいです。

しかしタンカンは、ドングリの木による打撃よりも、塩害の方が深刻です。

タンカンは、2018年の台風24号でも大きな塩害を受けたのですが、どうやらタンカンって塩に弱いみたいですね。今年は、2018年の被害からようやく回復して新芽がたくさんでてきたところだったのに、後戻りです。

それにしても、今回の台風は直接海からの風ではなかったし、雨もそれなりに降ったのに、塩害がけっこうあってビックリです。それだけで相当強い勢力だったことが分かります。

ところで、数年前の台風でかなりたくさん倒伏してしまったのが不知火(デコポン)でした。

不知火って、あまり直根(真下に延びる根っこ)がないので風に弱いんです。

というわけで、今回も大きな不知火の樹が倒れてしまいました。

数年前倒れた時は、ユンボ(パワーショベル)を借りて起こしたり、ジャッキで起こしたりしたんですけど、結局そうやって起こしても根っこが浮いちゃってると回復するのは難しいというのが結論です(ずっとグラグラし続けて、次の台風でまた倒れてしまう)。

なので、今回倒れた樹は無理に起こさず、チェンソーで大胆に剪定して、ダメなら植え直すつもりでやってみたいと思います。

最後に、いちばん被害が酷かったやつです。

ベルガモット。

ベルガモットとは、「アールグレイ・ティー」を作るのに使う香酸柑橘です。これも数年前に植えて、今年が初の本格的収穫を迎えるところです。

これももちろん杭を打って固定していましたが、半分くらい倒れてしまいました。正直、ここまで倒れるとは思いもしませんでした。

倒れて初めて気づきましたけど、この木って、柑橘にしてはとっても折れやすいです。「そんな風に折れるか〜普通?」というような倒れ方をしていたのがあります。

実も、1/3くらい落ちてしまいました。でも逆に言えば2/3は残っているので、この残った分を大切に売っていきたいと思います。初収穫なのでどのように販売すればよいのか思案中です。ちょっと特殊な用途の柑橘なので、ちゃんと必要としている人に届けられるよう工夫がいるかもしれません。

10月くらいには販売開始したいと思うので、もうしばらくお待ちください。台風では大きな被害を受けてしまいましたが、気落ちせずやっていきたいと思います。

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