2016年6月23日木曜日

なぜか割れたかぼちゃ

かぼちゃの収穫作業をしています。

今年の春かぼちゃは、天候に恵まれた部分と恵まれなかった部分が半分ずつくらいあって、結果として差し引きゼロで「普通」の出来でした。

でもこれまでで一番多く作付けしたので、収穫量は過去最高です。ばんざーい!

これまで、かぼちゃは99%を農協へ、1%をインターネットで販売へ、ということでやってきましたが、今回初めて、対面販売でもやってみることにしました。かぼちゃのように重くてかさばるものを、お店で買ってくれるかなーという不安があるのですが、やってみなければ分からないので試験販売してみます。詳細はまた後日お知らせしますね!

ところで、今年のかぼちゃは、かなりの量(数ケース分)が、冒頭写真のようにパカーンと割れて(裂けて)しまいました。これまでこんな風になったことはないのですが、なんなんでしょう?

インターネットで見ると、「乾燥が続いた後に大雨が降ると急激に肥大してこうなる」といったようなことが書いてありましたが、私の観察だと大雨はあまり関係ないような…。むしろその前の「乾燥」が原因のような気がします。なにより、大雨が降ったとしても果実へ吸水される水の圧力というのは、そんなには大きくならないはずです(植物の吸水圧力が何によって定まっているかは完全には解明されていないのですが、どん詰まりの位置にある果実にかかる水圧は小さいはず)。

それに、かぼちゃの果実の大きさは着果後20日くらいでほぼ決まってしまうので、生育後期に肥大するメカニズムがないような気がするんですよね。

というわけで、犯人は「乾燥」と、それから「高温」による生理障害の方が怪しい。今は連日の大雨に苦しんでいますが、前半は空梅雨でしたもんね…。日焼けしたような実ばかりが割れているのもヒントかもしれません。ともかく、昨年まではこういう症状は見たことがないので、今年の気候特有の障害だということですね。

ちなみに、大きくて立派なかぼちゃばかりがこうして割れています。それもヒントかもしれません。なぜか小さいかぼちゃは裂けない。なんでなんでしょう。植物の挙動って不思議ばかりです。

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