2019年4月13日土曜日

なんだか奇妙な土の感じの代掻き

今年ももうすぐ田植えです。

田植えの前の重要な仕事といえば、代掻き! 今日、なんとか代掻きを終えました。

改めて説明すると、代掻きというのは、耕耘した田んぼに水を張って、トラクターでぐちゃぐちゃかき混ぜ、「土」を砕いて「泥」にする、という作業です。

この代掻きが、お米作りにおいてはとっても重要で、もしこれが適当だと後の管理をどうしてもダメになってしまう…というキモの部分になっています。

そんなわけで、毎年気合いを入れてやっているのですが、今年の代掻きはなんだか変な感じでした。

というのは、トラクターでかき混ぜても、なかなか「泥」になってくれないのです。泥というのは、化学的にいうと土の粒子がコロイドという形態で水に溶けている状態なのですが、今年の土はなんでかコロイドになってくれず、水と土がいつまで経っても溶け合わない。

例えば、ちゃんと土が泥になっていればトラクターの車輪には土塊はひっついてこないのです。泥というのは水みたいなものですから、サラサラしているわけなので。ところが今年は車輪がべちゃべちゃの土だらけになってしまいました。何かがおかしい。

それで、調子がいい年は代掻きはたった1回で終わることもあるんですが、今年は3ヶ所ある圃場全て、3回も代掻きを行いました。それでやっと泥になってくれた感じです。しかしどうして土の調子が例年と違うのか、それがサッパリわかりません。冬の間の圃場の管理は今年は結構よかったつもりなんですが…。気候によるものなんですかねぇ…?

そして、これと関係あるのかどうか分かりませんけど、田んぼの出入り口が急な坂になっている箇所で、今年はトラクターがここを上がるのに大変苦労しました(タイヤが滑ってバランスを崩し、頭が持ち上がって登れないのです)。ここ数年はどーっていうことはなかった箇所なのに…。うーん不思議だ。

さらに疑問なのは、この例年と違う土の感じが、いいのか悪いのか、ということですね。少なくとも代掻きは苦労しているので悪いですが、もしかしたらすごく美味しい米ができるとかあるかもしれませんよね…? そうだったらいいなあ。

ともかくもうすぐ田植えです。今年の米もよくできますように!

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