柑橘やかぼちゃなど春の農作業はまだまだ一段落つきませんが、田植えが終わるとなんだか一区切りという気分になります。
しかし、今年の田植えは「なんとか終わらせた…」という感じでした。
というのは、最初は調子よく植えていたのですが、1反(10a)くらい植えたところで、田植機の様子がなんだかおかしくなったのです。
そのうちに「がぎぎぎぎぎ」という音がして、植えられなくなって(植え付け部が動かなくなって)しまいました。
おかしいな〜と思ってその場で試運転していると、再び植え付け部が動き出し、植えられるようになりました。「よかったー」と思って植え始めたのもつかの間、またしばらくすると「がぎぎぎぎぎ」となって動かなくなってしまいました。
植え付け部を改めて見てみると、10個ある苗を植え付ける機械のうち1個が折れて、筐体が内部から割れていました。これはもうその場では修理不可能です。田んぼの真ん中に工具を持っていって、壊れた植え付け機を取り除きました。10分の1植えられなくても、田植えが終わった方がよいという判断です。
故障した部分を取り除いたら、後は順調に田植えができました。完全に壊れてないでよかった。
しかしこの田植機、たった3万円で買った中古品で、買った時から故障していたくらいなので、もうそろそろ潮時ですかねー。でも大きさもちょうどよく使いやすいので修理してもう少し使いたいと思っています。
ところで、うちでは無農薬・無化学肥料でお米を作っているわけですが、なかでも一番条件がよい田んぼは、使っている水もいいです。(3箇所あるうちの1箇所)
そこの水は、自然の小川から水を引いています。小川なので一年中水が流れていて、こちらでは「川シジミ」と言っていますが、淡水シジミがたくさん住んでいます。このシジミって水を浄化してくれるそうですね。
またこの田んぼは、一昨年からは冬にレンゲを植えており、それ以外は無肥料にしました。ここの田んぼは、肥料はほんのわずかでも慣行栽培と遜色ないような収量が期待できるからです。やっぱり水がいいからでしょうね。
ちなみに、逆に最も条件が恵まれていないところは、水があまりない上に作土層が薄く、肥料を入れても慣行栽培の半分くらいの収量です。田んぼは水が命です。
川シジミがたくさんいるような水のところで田んぼを作りたいものですし、そのためには自然環境を保全していかないとと思います。機械はボロでもいいですが、自然はボロじゃ困りますね。
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