2017年12月5日火曜日

個性的な古本屋さん4店舗のご紹介——石蔵古本市vol.2情報

12月8日(金)からは「石蔵古本市 vol.2」です!

今回は、古本市に出店していただく古本屋さんをご紹介します。

まずは、この古本市のとりまとめ的な役割をしていただいている「つばめ文庫」さんから。

「つばめ文庫」は、鹿児島市の武岡の住宅街にある古本屋さんです。ちょっとわかりにくいところにあって、私も行くたびに「あれ? どこだったっけ?」となります(笑)

この「つばめ文庫」は、出張販売や読書会への会場提供など様々な取り組みをしていまして、今後は本や史跡巡り・郷土資料などのコンシェルジュ的な部分もやっていきたいと意気込んでいます。

フリーダムすぎる人たちが多い古書店業界において、しっかりとした常識のある若い店主さんのお店です(笑)
【つばめ文庫】
南さつまのみなさま、毎度ありがとうございます!…と言ってももう大丈夫ならうれしいです、つばめ文庫です。
今回は昨年と同じく盛大な“古本まつり”バージョンでお送りいたします!哲学、歴史、近代文学、鹿児島の郷土史など、やや堅めのジャンルを中心に持参します。が、人気の絵本や文庫もお持ちしますよ!おたのしみにお待ちくださいませ♪
■facebook、twitter、instagram→「つばめ文庫」
■ブログ→「つばめの旅日記。」

次は、「あづさ書店 西駅店」さんです。

こちらのお店は、今はなき「西駅」(現・鹿児島中央駅のことです)の近くにお店があります。今年話題になった高級食パンの店「乃が美」のはす向かいです。

この「あづさ書店 西駅店」さんを一言で説明すると、「昔ながらの古書店さん」っていう感じです。店内には怖ろしい程の古書がうずたかく積まれています。

しかも、かなりいい本が多いです!

私は、よく「日本の古本屋」で鹿児島の郷土資料を検索するのですが、結局「あづさ書店 西駅店」さんが持っていることが多いんです。そのたびに「してやられた!」って感じです。

前回の石蔵古本市でも、一番多くの本を持ってきていただきました(たぶん)。今回も、「いかにも古本屋」っていうたくさんの本を持ってきていただけると思います!
【あづさ書店西駅店】
店名は以下から由来しています。
どうぞよろしくお願いいたします。
=================
あづさ・あずさ(梓) [名]《昔の中国で(キササゲ)を使ったところから》木版印刷に用いる版木。 》

1.文字などを版木に刻むこと。
2.書物を出版すること。
=================
http://www4.synapse.ne.jp/nishiekiten
3番目に、「泡沫(うたかた)」さんです。

ここは、古本屋さんには極めて珍しい女性店主のお店。

はっきり言って独特です。

こう言っていいのかどうか分かりませんが、 古書店業という感じじゃなく、もうちょっと妖しい何かの雰囲気がします…!

前回の石蔵古本市では、なんと顕微鏡が売れていました!(顕微鏡をたくさん持ってきていたわけではなく、展示していた1つが売れたという意味です)あ、もちろん本はもっと売れていました(笑)

本の見せ方やディスプレイもとても上手で、鹿児島というより東京あたりの路地裏にありそうな、そんな瀟洒なお店です(※実店舗は現在ありません)。
【泡沫】
「これは眼鏡に適った!」という本や品々を、並べたり積んだりいたします。金色の銀杏が映えるこの時期、石蔵にてみなさまとお会いできること、楽しみにいたしております。
最後は、「古書リゼット(レトロフト内)」さん。

名山町のレトロフトの1階で、レトロフトの通奏低音的な存在感のお店です。

「古書リゼット」さんは、おそらく、今回出店される古書店さんの中では、一番みなさんが行ったことのあるお店ですよね。

オシャレな店内、オシャレな蔵書、だけでなく本格的な本も多く、選書も奮っています。そして、店頭に出てこない文学資料(誰々の蔵書の本、手紙など)や絵画も密かにたくさん持っているそうです。「古本屋は厳しいですね!」といいながら最後まで生き延びそうな、そういう足場のしっかりとした店作りをしていらっしゃいます。
【古書リゼット (レトロフト内)】
「プチ石蔵文学館」と題した内容を、少しですが持って行きます。

…ご出店いただくのは、以上4軒になります。

ところで昨年、「石蔵古本市」を開催した時にも強く思いましたが、古本屋さんってすごく個性が強いんですよね!古本市中のある日、店番そっちのけで魚釣りにいってしまった古書店さんがいて面白かったです(笑)

当然、お店の作り方、選書の仕方、並べ方もものすごく個性的です。古本屋さんってお店ごとに全然違う店なんですよ! 一見、どこも同じように見えても。

というのは、新刊書店には、「取次」という日本独自の中央集権的な配本システムがあって、沖縄から北海道までどこの書店でもほぼ同じような本が並んでいるのですが、古本屋ではそういうシステムがないおかげで、店主の個性と見識が店作りに如実に表れてくるわけです。

「石蔵古本市 vol.2」には個性的な4店舗が集まりますから、そういうお店ごとのカラーを比べるのも楽しいかもしれませんね!


【情報】石蔵古本市 vol.2
日程:12月8日(金)-11日(月)(営業時間は日ごとに違います)
場所 :南さつま市加世田万世 丁子屋石蔵
参加古書店:あづさ書店 西駅店泡沫(うたかた)古書リゼットつばめ文庫
主催:南薩の田舎暮らし
Facebookイベントページでも順次案内を差し上げています。

【情報】ブックトーク「罪深き愉しみ」
日時:12月9日(土)18:30〜20:30
場所:南さつま市加世田万世 丁子屋第2石蔵(本店裏)
Facebookイベントページでも順次案内を差し上げています。←古本市とは別です。


 




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