引き続きゴマダラカミキリの卵や幼虫を潰していく冴えない作業をしています。
しかも今年は特に冴えない事情が。
というのは、ほとんど実が付いていないんです。
一番ひどいのはポンカンで、去年の10分の1くらいしか幼果がありません。実を探すのに苦労するくらい少ないです。去年が豊作だったので割り引くとしても、例年の数分の1というのは間違いないです。
次がタンカン(写真がタンカン)。タンカンは去年の3分の1くらいでしょうか。去年も特に豊作というわけではなかったので、これもかなり少ないです。
一番マトモに実が付いているのがしらぬい。豊作だった去年よりは少ないですが、大体の樹に着果しているのでまだ安心です。
どうして今年はこんなに実が少ないんでしょうか? 隔年結果(柑橘類は、たくさん成る表年と、あんまり成らない裏年がはっきり分かれていることが多い)ということもありますけど、余りにも実が少ない!
しかも花が咲いて実が付くところまでは平年並みできていたのに、梅雨時にせっかくついた小さな実がポトポト落ちちゃったんです。他の柑橘農家の方も同じ症状が出ているみたいなので天候によるものであることは間違いありません。原因は、多雨か低温(6月、春先みたいに寒い日が多かった)でしょうね。
というわけで、来年の柑橘の収入は激減が予想されます。農業というのは、こうして数ヶ月先の収入が予測できるのが他の仕事と少し違うところですね。いいことなのか悪いことなのか…。
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