2016年11月6日日曜日

トクダマサミさんの「海と風のリチェルカーレ」——珈琲を飲む会vol.3情報

一大イベント「いなかの夜カフェ@西福寺」の余韻に浸るまもなく、次は恒例の「海の見える美術館で珈琲を飲む会」が控えています。

【参考】「海の見える美術館で珈琲を飲む会 vol.3」開催案内、及び出店者募集!

というわけで、今週は「珈琲を飲む会」に向けてお知らせを頑張っていきたいです!

さて、今年の「珈琲を飲む会」のメインイベントは、ギター生演奏!

ふしぎで素敵なギター演奏を行うトクダマサミさんに、「海と風のリチェルカーレ」として笠沙の風景と共鳴するギターの即興演奏を行ってもらいます。14:00から、休憩を挟み90分程度。

多分、読者の方でトクダマサミさんをご存じの方はごくごく僅かだと思います。トクダさんを目当てにしているお客さんは少ないでしょう。でも、トクダさんのギターはぜひぜひ聞いてもらいたいです。笠沙の風景と珈琲と、トクダさんのギター、もう素晴らしい空間になることは間違いないのです。

ひとまず、vimeoで聞いてみて下さい↓

soraruki from masami.tokuda on Vimeo.

どうですか? これ、楽譜があるワケじゃなくて、即興演奏なんですよ。その場の空気感に応じて紡がれるギターの世界。ちょっとした機材(録音・繰り返し再生ができる)を使って、ギター一本とは思えない複雑な音を作っていきます。

私がトクダさんのアトリエ(本業は木工家です)を訪ねたのは8月の夜。薄暗いアトリエで、私一人のためにギターの即興演奏を聴かせてくれました。素晴らしい体験でした。まるで別の世界に迷い込んだような…。アトリエは 鹿児島市の田上にあるのですが、まさか田上にこんな世界があるなんて、周りの人は想像すらしてないだろうと思います。

そして今回は、秋の午後で、しかも海風を受けての演奏ですから、その時とはまた違った世界が展開されるだろうと楽しみにしています。そういう期待を込めて、(主催者として)当日の演奏を「海と風のリチェルカーレ」と題させていただきました。

リチェルカーレ」とは、ルネサンス音楽や初期バロック音楽における音楽形式の呼び名で、(1)「特に形式らしい形式を持たない即興的な曲」と、(2)「いくつかの声部が模倣的に複雑に絡み合うフーガ的な曲」の2つを指します。こういう、全く正反対の曲のタイプを指すのに同じ「リチェルカーレ」という呼称が与えられるのが興味深いです。

(1)の曲の例としては、フランチェスコ・ダ・ミラノという人のリチェルカーレ。トクダさんのギター演奏にも通じるものがあるような気がしています。



(2)の曲の例としては、有名なJ.S.バッハの「音楽の捧げもの」のリチェルカーレでしょう。西洋音楽史に燦然と輝く名曲です。



「神」といわれたフランチェスコ・ダ・ミラノやバッハに擬するわけではありませんが、トクダさんのギターはそれくらい幽玄な表現力があると思います。トクダさんは一般には無名ですが、知る人ぞ知る存在なんだそうです(私も知人を通じてご紹介いただいたので、偉そうなことは言えませんけど。あ、それにもちろんこんな古風な音楽ではありませんよ! )。

当日は、演奏会というよりもBGM的なものとしてギターを弾いてもらいます。そんな素晴らしい音楽なのに、BGMで使うのはもったいないんじゃない? と思う人もいるかもしれませんが、これはトクダさん自身からの希望でもあります。それに、BGMって簡単なようでいて、実は一番難しい音楽だと思います。

というわけで、「海の見える美術館で珈琲を飲む会 vol.3」、トクダさんのギターからどんな世界が紡がれるか、どうぞお楽しみに!

【情報】
海の見える美術館で珈琲を飲む会 vol.3
日時:11月13日(日)10:00〜16:30
場所:笠沙美術館(南さつま市笠沙町赤生木 )
参加料:500円(コーヒー1杯つき、子ども無料)

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