2016年11月29日火曜日

鹿児島の古本屋5名店——石蔵古本市情報

Facebookでは既に告知していますが、12月9日−12日に、「石蔵古本市」というイベントを開催します!

これは、万世の丁子屋にあるステキな石蔵(登録有形文化財)をお借りして、そこに古書店さんに集まってもらい出張販売していただくもの。

あれ? 農業やジャムには何の関係があるの? と思うかもしれませんが、実は何の関係もありません! さらには、私自身、古本業界とも別に関係はないですし、そんな「南薩の田舎暮らし」が古書市を主催すること自体、不思議な巡り合わせなんです。

そんな遊びみたいなイベントやってないで、農業をしっかりやりなさい! という声がどこからともなく聞こえてきそうですが、(ブログには書いていないだけで)農業の方もしっかりやっておりますのでご安心ください(本当か?)。

…というわけで、この田舎で古書を販売するという一見無謀な企画にご賛同いただき、当日万世、丁子屋石蔵にお店を構えて頂く5軒の古本屋をまずはご紹介します(50音順)。

■あづさ書店 西駅店

鹿児島市中央町30-7-1F 099-254-5048
この店で20年近く本に食べさせて頂き、古本ニーズの時代変遷と共に歩んでおります。
当日は美術モノを中心に郷土史、読み物などバラエティに富ませたい考えです。
あづさ書店さんには、実は行ったことがありません。お店の前は(車で)何度も通っているのですが…。ところで、「西駅店」というのがいいですよね。私も未だに「中央駅」が馴染めなくて、なんとなく「西駅」から脳内変換して「中央駅」にしているクチなので、「西駅店」とかいわれるとそれだけでいいお店な気がします。

■泡沫 (うたかた)

(出張販売などイベント専門店)
イベントに古本屋として出店したり、泡沫サロンを開催したりしています。
「貴方のアンテナをふるわす本」を並べます。
以前は、天文館の七味小路で「古本喫茶」をしていました。そのお店がまだあった頃、某読書イベントに参加させてもらい、とてもいい刺激を受けたのを覚えています。ここの店主さんは古本屋には極めて珍しい女性の方で、やっぱり本の並べ方なんかも、他のお店とはちょっと変わって独特なセンスをしています。

■古書リゼット (レトロフト内)

鹿児島市名山町2-1 レトロフトブックパサージュ1F 090-7982-4380
普段のご来店は「レトロフトブックパサージュ」にお越しくださいませ。
「自家焙煎珈琲kissako」「オーガニック野菜『森のかぞく』」等のお店と同居した不思議な空間をお楽しみ下さい。
レトロフトにある古本屋さんです。「南薩の田舎暮らし」が稀にレトロフトに出店する時、暇な時間にいつもここで本を買うのですが、なんだかいつも値引きしてもらっているような気がします。思想、哲学、芸術などの本がとても充実していて、「暇とお金があったらあの本を買いたいなあ」みたいに思っている本がここに何冊もあります。

■特価書店

(ネット通販専門店)
地元・加世田からの参加です。よろしくお願いします。古本全般を持参いたします。
個人的に、一番楽しみにしているのがここです。ネット上ではリアル店舗があるように書いているので、こちらに越してきてから一度探し回ったことがあります。でも今は店舗はなくて、ネット通販のみということでした。どんな古本屋さんなんでしょうか。遂にそのヴェールが剥がされます!

■つばめ文庫

鹿児島市武岡一丁目23-7 サブセンターたけおか 099-281-2729
住宅街のど真ん中にある、不定期営業の古本屋です。最近では主にネット(Amazon、「日本の古本屋」など)を中心に販売しています。また今回のような催事での出店も多く行っています。詳細はブログ「つばめの旅日記。」をご覧くださいませ。今回は多様なジャンルの出品を行います。
今回、古本屋さんのとりまとめをしていただいているのが冒頭写真の舞台でもある「つばめ文庫」さんです。「つばめ文庫」さんは、実店舗はありますが現在はネット通販をメインにしていますので開店日もかなり限られています。店主さんが私と同世代で、(一方的に)親近感を覚えています。「石蔵古本市」は「つばめ文庫」さんの存在に負うところが大きくて、「つばめ文庫」の協力がなかったら実現していないのは確実です。ちなみに、「つばめ文庫」は読書会などの取り組みも精力的にやっていて、私の知る限り、鹿児島で一番積極的な古本屋だと思いますよ!


という、鹿児島の古本屋5名店に集まってもらいます。ちなみに、(歴史書を紐解いて確認してはいませんが)鹿児島の古書籍商組合史上、鹿児島市外での古書市開催は初めてのことだそうです。もちろん、古書店さんが単体で出張販売することはそれほど珍しくないみたいですが、このように「複数店舗が集まって」鹿児島市外で古書市を開催するのは初めてだそうな…。

うまくいけば、他の地域でも開催するなんてこともあるかもしれませんが、逆に散々な結果だったら「やっぱり田舎で本を売ったって無理」となりそうです。軽い気持ちで企画したのに、責任重大なイベントになってきました。

というわけで、12月9日(金)−12日(月)は、南さつま市加世田万世、丁子屋石蔵にぜひお越し下さい!


【情報】
「石蔵古本市—万世*丁子屋石蔵」
日時:12月9日(金)-12日(月)10:00-17:00(初日13:00〜、最終日〜15:00)
場所 :南さつま市加世田万世 丁子屋石蔵
参加古書店:あづさ書店 西駅店泡沫(うたかた)古書リゼット(レトロフト内)特価書店つばめ文庫
協力:南さつま市立図書館(12月11日(日)11:00より、会場にて除籍本の無料配布を開催) 
主催:南薩の田舎暮らし
Facebookイベントページでも順次案内を差し上げる予定です。

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