2018年11月13日火曜日

「海の見える美術館で珈琲を飲む会 vol.5」心が満たされる空間と時間

11月11日、「海の見える美術館で珈琲を飲む会vol.5」開催しました!

当日は好天に恵まれ、サイコーの「珈琲を飲む会」日和でした。まずはお天気に感謝です。

大人130人、子ども15人、計145人くらいのご来場があったようです。 例年に比べるとお客様の数は少なかったですが、その分ゆったりとした雰囲気で、素晴らしい一日となりました。

それでは当日の様子を少しだけお伝えします。

まずは肝心の珈琲担当、「珈琲と洋酒 水」さんです。

「珈琲と洋酒 水」は天文館地蔵角交番近くにある深夜の洋酒喫茶。私は天文館で2次会をする時はこの店と決めていますが、今年はそういう機会が一回もありませんでした…。街に出なさすぎです。

お店にもいきたいですね〜。ちなみに毎日(!)更新される店主ブログがすごいです。

【参考】珈琲と洋酒 水
https://mizugaku.exblog.jp/

そして今回初出店していただきました、「石窯café KunKun」さん。

お店の前にドライフラワーを飾っていて、とてもオシャレな店構え。こういうところ見習いたいですね。

マルゲリータとチーズのピザを食べましたが、生地がしっかりしていて、とっても食べ応えがあります。石窯で焼くピザが笠沙美術館で食べられるなんて感激です。

ところで、「移動販売で石窯」っていうのが、一体全体どんな設備なんだろうと疑問に思っていました。

そしたら、軽トラックの荷台に、そのまんま石窯が載っていました。

コロンブスの卵的なシンプルな方法ですよね…!

この石窯に薪をくべ火をおこして、窯が温まったらピザが焼けるわけです。軽トラックの荷台に石窯を設置するって、単純だけどなかないのではないでしょうか…?

西佐多(旧吉田町)という遠方から来て下さった「石窯café KunKun」さんには感謝です。

それから、「石窯café KunKun」さんは、なんと犬さんの社員(!)を連れてきていました!

とっても大きく、そしてお利口さんの犬さん社員でした。1匹は営業部長で、1匹は平社員だそうです(笑) 営業部長は上等なエサがもらえるとかあるんでしょうか…!?

でもどちらも、お客様の接遇を一生懸命頑張っていました! 子どもたちと握手をしたり、なでなでさせたり、おだやか〜にして過ごしていました。この犬さん社員たちのお陰で、今年は当イベントの「子どもスペース」は不要でしたね…! 犬さん社員たちありがとう!!

そして、ZAKCAR by オート・エスによるレザークラフトワークショップ。

なんと担当のSさん、前日の5時までこのイベントのことをすっかり忘れていて、当日は仕事する予定を入れていたそうです。

…思い出してくれてよかった〜!

なお、館内で同時開催中の「第1回「よかとこ南さつまインスタグラムフォトコンテスト」作品展」でも南さつまの風景を切り取ったSさんの作品が展示中です(〜11/16)。こちらもぜひご覧ください。

【参考】コラボ開催 第1回「よかとこ南さつまインスタグラムフォトコンテスト」作品展
http://nansatz-kurashi.blogspot.com/2018/11/1vol5.html

2日前の「石蔵ブックカフェ」でも一緒だった「つばめ文庫」さんも出店。

「つばめ文庫」さんには、ブログでこのイベントを何度も、しかも強力にご紹介いただきました。ありがとうございます。

【参考】★あす開催!「海の見える美術館で珈琲を飲む会」=My favorite event of the year !|つばめの旅日記。 by つばめ文庫
http://tsubamebunko.chesuto.jp/e1572359.html

いろんなイベントに出店している「つばめ文庫」さんですが、このイベントが一番気持ちがよいと絶賛してくださっています。しかし当日は日が当たりすぎて、本には過酷な環境でした。「来年は陰でやりたい」と仰っていました(笑)

それから、「Bansei Studio」さんにもご出店いただき、天然酵母パンなどを販売いただきました。ところが、私が「Bansei Studio」さんの写真を撮り忘れておりました。なのでこの写真は上述のSさん撮影のものです。申し訳ありません!

「Bansei Studio」は万世にある写真館ですが、奥様が本格的なパンの修行をされた方で、写真館の一角にパンブースとカフェスペースがあります。写真館としてのご利用ももちろんオススメですよ!

【参考】Bansei Studio
https://www.banseistudio.com/top

「南薩の田舎暮らし」も、もちろん出店しました。

ソフトドリンクと、焼き菓子をお持ちしました。当日は11月とは思えないほど日差しが強く暑い日でしたので、思った以上にアイスドリンクの需要がありました。

いや、ほんと暑かったです。私は午前中受付をしていたのですが、直射日光が当たるところだったため、ジリジリと焼けつくような感じでした。

焼き菓子は、スコーンやガレット、そしてタルト各種です。キャラメルナッツタルトを万世スタジオの奥様に絶賛していただいたのが嬉しかったですね! これらのお菓子は、月イチでやっている「石蔵ブックカフェ」でもお召し上がり戴けますので、ぜひこちらにもお越し下さいね。

【参考】石蔵ブックカフェ
https://so1ch1ro.wixsite.com/ishigura-bookcafe

さてさて、今回の目玉であるギタリスト竹之内美穂さんによるソロギターライブですが、午前の部は予定から30分遅れて11:30に、展示室内にて開催しました。

予定が遅れたのは、竹之内さんが載ったバスに機材トラブルがあり、到着が遅れたためです。めったにないトラブルに遭遇し、気が動顚していたに違いない竹之内さんですが、素晴らしい演奏を聴かせていただきました。微妙な表現力が普段聴いているギターとは全然違います。

午後はほぼ予定通りの14:00から開始しました。こちらはパティオ(中庭)での演奏でした。空に抜けていくパティオの音響がステキでしたね。ただ、こちらはスペイン風の(?)強烈な日差しの下での演奏で、環境としては過酷でした…!

ところで話を聞いてみると、竹之内さんはあのタレガの曾孫弟子に当たるんだそうです。タレガといえば、スペイン出身の現代ギターの巨匠中の巨匠。いやー、すごい人が鹿児島にもいたもんですね。

ソロギターライブでも、「アルハンブラ宮殿の想い出」「アラブ風奇想曲」など超絶技巧のタレガ作品を披露していただきました。ありがとうございました!

会場である笠沙美術館の建物も、竹之内さんの真っ赤な衣装も、そしてギターが奏でる音楽もスペイン風で、ここだけ日本じゃないみたいでした。まあスペイン行ったことないんですけどね(笑)

ちなみに竹之内さんは、イギリスで演奏会をしてきたばかりとのことでしたが、なんとその演奏会にイギリス在住の私の伯母が聴きに行っており、お互いそのご縁にびっくりしたところです。

今回の「海の見える美術館で珈琲を飲む会」については、事前の広報を抑え気味にしていました。

というのは、前回があまりにも人出がありすぎて、ちょっと混雑しすぎたのかなという反省があったので。

しかしそのせいで、午後の人出が想定以上に少なく、主催者としてご出店の皆様に申し訳なかったです。もう少し人に来てもらわないといけなかったです! でもそのおかげで、美術館には静謐な時間が流れ、ゆっくりと珈琲を傾け、音楽に耳を澄ますことができました。

それに今回は、受付のお手伝いに名乗り出てくれた方が2人もいて、私は午後には割合自由に過ごすことができました。主催者なのに会場の雰囲気を十分に満喫することができました。

そうです、これが、私のやりたかったことです!! 心が満たされる空間と時間でした。

このイベントも5回開催しましたが、今回で自分の理想はほぼ実現できたと思います。そんなわけで、次回はどうしようかなと考え中です。今回で一区切りとして、また違った形でやるのか、それともこれを完成形として続けて行くのか、皆さんの意見も伺いつつ検討していこうと思います。

…こうして、海の見える美術館で珈琲を飲む一日が過ぎていきました。

残念ながら、夕方になって雲が出てきて、素晴らしい夕焼けは見ることができませんでしたけど、天候に恵まれ、お客様やスタッフに恵まれ、素晴らしい音楽と珈琲と、静かで豊かな時間を過ごすことが出来ました。

最後まで残られていたお客様が、沖秋目島に向かう様子が何か象徴的な感じでしたので、(許可を取って)写真を撮りました。

普通のイベントなら、「みんなで集合写真」でしめるのかもしれません。でも風景と独り対峙する感じで終わりたいと思います。

みなさん、ありがとうございました。

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